
今年も石油発動機運転会の季節が近づいてまいりました。そこで、昨年出雲崎で行われた「第5回石油発動機運転会」の様子をレポートしたいと思います。

「石油発動機運転会」は新潟県の出雲崎町にある道の駅「天領の里」で毎年4月29日に開催されているイベントです。

その内容は「発動機」と呼ばれる内燃機関をただただ動かすというもの。新潟県内のみならず、全国各地からただただ発動機を動かすためだけに愛好家が集まってきます。

発動機は灯油を燃料とする内燃機関です。かつては農業や漁業、林業といった第一次産業の現場で動力源として広く普及していましたが、より効率の良いディーゼルエンジンや小型で低価格のガソリンエンジンなどが普及したことで、現在はほとんど使用されなくなってしまいました。

現場ではほとんど目にすることがなくなった発動機ですが、一方で、そんな発動機が活躍していた時代をリアルタイムで生きてきた人達が古い発動機をレストアして動かす、という楽しみ方も静かに広がっているようです。発動機はガソリンエンジンよりも作りがおおらかでいじりやすいというのもあるのかも。


会場内はガソリンやディーゼルなどとはちっと違うリズムのエンジン音と排気ガスのにおいで満たされます。




今年もあるよ

「第6回石油発動機運転会」は今年も4月29日(水・祝)の9:00から15:00の間、出雲崎の道の駅「天領の里」開催予定。
ただ、14時を過ぎると軽く片付けがはじまるので(おっさんばっかなので午後はもう飯食って眠くなってるんだと思う)、ガンガン動いてる姿が見たい方は午前中に行くのがオススメです。