登山時に裾が汚れるのを防ぎたい時や、レインコートと共に活躍するゲイター(ロングスパッツ)の履き方をまとめてみました。
ゲイターとは
ゲイター(ゲーターやスパッツとも呼ばれる)は膝下から登山靴の上までを覆い、靴の中に小石や砂、雨天時には雨水が入り込むことを防いでくれるアイテム、ようするに足カバーです。その他、泥はねや水はね、朝露などで裾や足下が汚れるのを防ぐ効果もあり。
足首までの短いものはショートゲイターまたはショートスパッツ、ふくらはぎの上、膝まであるものはロングゲイター・ロングスパッツと呼ばれます。
最近は山ガールファッションのレッグウォーマー代わりとしても使われたりも。AIGLEの水色のロングゲイターはものすごい勢いで完売したと聞いたことあり。あとは富士山の砂走りでおなじみかも。そしてスノーシューの時に用意しておくと快適に過ごせます。
ゲイターの履き方
1. 左右を確認する
多くのゲイターには左右があるので注意。左右が記載されているものはそれに従ってください。左右の記載がないものは、靴底にかける紐も向きで判断。内側から外側(土踏まず側からくるぶし側)に向けてひっかけるようになります。
2. 足に巻き、途中までファスナーを上げる
左右を確認したら足に巻き付けます。この時ファスナーが正面または横等の締めやすい場所にくるようにすると良いです。
ファスナーは全部上げずに途中までにしておきます。
3. ファスナーが正しい位置にくるようにし、全部締める
ファスナーが正しい位置にくるように回転させ、その後ファスナーを一番上まで締めます。最初から後ろで締めるよりも簡単なはず。
ファスナーが前や横タイプのものはこの工程は不要です。着脱しやすいという理由で最近は前や横で留めるタイプのゲイターも増えています。
4. 靴底に紐を掛ける
ファスナーを上げたら靴底に紐を掛けて留めます。
5. 靴紐にホックを掛ける
最後に正面のホックを靴紐に掛けます。引っかける場所はつま先側にできるだけ近いところ。軽く引っ張りながら一番伸ばした状態でひっかけると外れにくいです。
6. 装着完了!
これで装着完了!
脱ぎ方
履き方と逆の手順でOK
ゲイターを脱ぐ時は履くときと逆にすればOKです。まずはホック、次は靴底の紐を外し、最後にファスナーを下げればOKです!
ちょっと一工夫
ホックを軽く潰して外れにくく
靴底にかける紐が簡単に外れる構造の場合、ペンチを使ってホックを軽く潰し、少し力を入れないと外せないようにしておくと良いです。登山中に外れてしまうと転倒に繋がったりと大変危険。こういった微調整・メンテナンスは重要です。
また、紐が切れかけていないか、ゴムが伸びてしまっていないか等、履くとき、そして片付ける時にチェックするクセを付けておくと安心です。
そんな感じ
ゲイターってズボンの上? 下?
ゲイターを調べていると雨具のズボンの上から装着するべきか、それともズボンの下につけるべきかという話が出てきますが、以下のようにするのが一般的のようです。
- 雨の時:雨具の下に装着(裾から垂れる雨が靴の中入らないように)
- 雪の時:雨具の上から装着(雪が靴の中に入らないように)
でも天候に関わらず以下のような使い方をしている人も。
- 裾を汚したくない時、裾の擦れ・だぶつきが気になる時:雨具やズボンの上から
というわけで結局のところ、登山道の状況やその時の服装にあわせて「自分が求めているものになればいいと思うよ!」という感じになっているっぽいです。個人的には泥はねや草についた露が気になる時に使いたいアイテム。雨天時の雨具&ゲイターはまだ未経験なので、今後使ってみたときに感想を書きたいと思います!
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