行きと帰りで別のロープウェーを利用し、シャトルバスで戻る「紅葉の周遊トライアングル」に挑戦した秋の湯沢の旅。「ドラゴンドラ」で頂上に到着したら次は「田代ロープウェー」に乗ります。上空からダムを眺められる幸せ。
田代ロープウェーについて
「ドラゴンドラ」は全長5,481mで日本最長のゴンドラですが、「田代ロープウェー」は瞬間最高地上高(地上からの高さ)が230mで高さ日本一! ふたつの日本一を体験できる、それが「紅葉の周遊トライアングル」なのであーる。
ドラゴンドラは8人乗りの小さなゴンドラですが、田代ロープウェーは91人乗り(冬季101人乗り)の大型ロープウェー。山麓駅 – 山頂駅の所要時間は7-10分ほど。
田代ロープウェーからは二居ダムと揚水式水力発電所「奥清津発電所(OKKY)」も見ることができるのでダム好きさんにもおすすめ!
田代ロープウェーに乗車!
ドラゴンドラ山頂駅から田代ロープウェー山頂駅までの様子
ドラゴンドラの山頂駅周辺はさらっと流し、田代ロープウェー山頂駅に向かいます。わかってはいたけどもけっこう高いところにあるぞ……
田代ロープウェーに向かう道は「高原の散歩道」という名前が付いているようです。ドラゴンドラ山頂駅周辺を周遊できるお手軽散策コースもあるようなので、ドラゴンドラだけの方や時間がある方はそっちを回ってみるのも良いかも。のちほど紹介しますが、田代湖もすごくきれいです。
ストックの無料貸出があったのでゲットしてみました。でも自分は途中でやっぱりこれいらなかったなーと思いました。
山頂駅間の坂道はずっとこんな感じの細かい砂利道。整備されているので歩きやすいです。
ツアーの団体さんたちは上りが田代・下りはドラゴンドラの下り坂ルートでした。やっぱりドラゴンドラ・田代の順の上り坂ルートの人は少なめです。
青空に映える白樺の木。
途中、「らくらく遊歩道」とショートカットできる「近道遊歩道」の分かれ道が。ゆっくり景色を楽しみたかったので「らくらく遊歩道」で行きました。
田代ロープウェー山頂駅近くまで行くと田代湖を上から見ることができます。遠くには雪をかぶった山々、手前は紅葉した白樺の木。湖の青とも緑とも付かない色が美しいです。よくセルリアンブルーと言われますが、浅葱色? これは一見の価値あり。
景色が良いところには「撮影スポット」の看板が立ててあります。ここで記念撮影しました。
撮影スポットにはカメラを置いて撮るための台が設置されています。(ちょっと不安定なので気を付けつつ)タイマーを設定して撮影!
そんなこんなで田代ロープウェー山頂駅に到着! 登っていくほどに景色が良くなるので飽きることも疲れることもなかったです! こっちまで来てみて良かったー!
田代ロープウェー山頂駅の様子
ちょうど出発待ちのゴンドラが。一本見送り、山頂駅周辺をじっくり見ることにしました。
絶好のロケーションに設置されたイスは大人気。
プレハブながら待合室もちゃんとあります。中には自動販売機も有り。500mlのペットボトルは200円、缶コーヒーは150円の山頂価格。
ロープウェー乗り場脇が展望台になっています。
山頂展望台からの眺め。いいですねー。
田代ロープウェーでもスタンプゲットしました!
ロープウェーに乗車
そうこうしていると次の便がやって来ました。
近くで見るとなかなか年季が入っているのがわかりますが、ライオンズカラー第一号のロープウェーということでこれはこれでいい感じ。きっと塗り直したらもったいない。「レジャーの時代」を感じる佇まい。
いざ、乗車!
ゴンドラの中にはこんな感じの柵が2ヶ所あります。これ、ただの手すりではないんです。
ここだけガラス張りになっており、下をのぞけるようになっているのです! 一番高い地点に来た時にのぞけばその高さを体感出来ること間違いなし! 床のシースルー化は後から改良・追加された設備だそうですよ。
それでは出発! ロープウェーからの景色も最高。こちらも紅葉真っ盛り。遠くの山々まで見渡せます。
しばらくすると二居湖と二居ダム、そして奥清津発電所が見えてきます。高さ90mのロックフィルダムは上から見てもすごい!
ダムの反対側。こちらは紅葉がすごい!
ダムから続く清津川のあたりで230mの瞬間最高地上高を迎えます。
振り返っての二居ダム。降りてくるとかなり近くで見られます。
そんな感じで山麓駅に到着! 乗車時間は7-10分ほど。ドラゴンドラの20分に比べるとあっという間です。
山麓駅の様子
山麓駅は売店があるのでお土産も買えます。
売店のレジとシャトルバスの乗車券の売り場は同じ。苗場方面に帰るシャトルバスの乗車券をゲット。シャトルバスは1人300円。
シャトルバスが満員で乗れず……
シャトルバスは30分に一本の間隔で運行。ただしお昼頃は何本か運休となり、1時間ほど間が空く時間帯があります。この便に乗って戻ればちょうどいい! と思っていた便がなんと満員で乗車できず……1時間空いてしまった……
というわけで山麓駅付近をフラフラ歩いて時間を潰すことにしました。
山麓駅の裏側には先ほど見た二居ダムに繋がる道があります。水力発電の仕組みが紹介されている「Okkyミュージアム」に行こうかと思ったのですが、月曜休館で断念。あと、ここからだとトンネルを徒歩で越えないといけなかったりとちょっとスリリング。
山麓駅に戻り、アイスを食べたりしているとシャトルバスが。臨時便を出してくれたっぽいです。(たぶん乗り切れなかった人を見かねて運転手さんが戻ってきてくれたのだと思います。いい人すぎる。)
シャトルバスは10分ほどで苗場に到着。こうして(予想外の混雑による時間ロスはあったものの)無事に紅葉周遊トライアングルは完結しました!
紅葉周遊トライアングルの感想
所要時間は最低でも2時間はみておいた方が良さそう。
紅葉周遊トライアングルの所要時間の目安は80分となっていましたが、これはロープウェーやシャトルバスの発車時刻がピッタリだった場合の時間。待ち時間を含めると空いている日でも120分(2時間)は見ておいた方が良いと思います。あとはその後の予定をぎっちり詰めず、「早く見終わったらここも、時間が遅ければここは抜きで」という感じでゆるい計画にしておくと良いです。
ちなみに大混雑だったこの日はチケットを買い、シャトルバスに乗ってドラゴンドラ山麓駅に行くまでに1時間かかりました……湯沢へ行くなら「群馬県民の日」である10月28日は外した方が良いです。(でも群馬の人は新潟に来て楽しんでいってね!)
ダム好きな人は!
今回は「Okkyミュージアム」へは行きませんでしたが、ダムを満喫したい人はロープウェーに乗り「Okkyミュージアム」の見学を組み込めば完璧なプランになりますよ! その場合は車は田代ロープウェー側に置き、「Okkyミュージアム」へ車で向かうようにすると良いと思います!
帰りは湯沢駅と牧之通りに寄ります!
この後は遅い昼食とお土産を求めて、湯沢駅と牧之通りへ向かいます!
宿泊すれば多少の混雑してても時間に余裕が持ちやすいです。是非チェックしてみてくださーい!