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切れ味復活!砥石を使った包丁の研ぎ方 – 片刃包丁編

包丁研ぎ

 物置の奥からすっかりさび付いた出刃包丁を発掘したので研いでみました。

 捜し物をしていたら、ぼろぼろにさび付いた出刃包丁を発見。研ぐ練習台くらいにはなるだろうということで、研いでみました。

包丁研ぎ
スチールウールでごしごしサビ落とししたところ。サビなのかなんなのか、表面はぼこぼこになっています。

片刃包丁の研ぎ方

 片刃包丁の研ぎ方はそんなに難しくありません。

砥石の準備

包丁研ぎ

 研ぐ前に砥石を水に浸けておきます。水に浸けておく時間は砥石の材質によって異なるので、取説を確認してください。水に浸ける必要のない砥石もあります。

 水に浸けたら、専用の砥石台や絞ったぞうきんを下に敷くなどして砥石を固定します。

表面を研ぐ

包丁研ぎ

 まずは包丁の表面を研ぎます。片刃の包丁の場合は切刃(刃先のテーパーがかかってる部分)のある方が表です。
 研ぐ回数はだいたい50回くらいが目安です。うまく研げていれば刃先の裏面にカエリが出ます。そのあたりの具合を見て研ぐ回数を調節して下さい。

包丁研ぎ

 研ぐときは切刃を砥石にぴたりと付けて研ぎます。両刃包丁の時のように少し浮かせる必要はありません。

カエリをとる

包丁研ぎ

 表面を研いだら包丁を裏返してカエリを取ります。裏面を砥石にぴったりと付けて、撫でる程度に数回軽く押し研ぎするだけです。
 片刃包丁の場合は、両刃包丁の時のように裏面を研ぐ必要はありません。

仕上げ

 水洗いして研ぎ汁やらなんやらと洗い落とします。良く乾燥させてから片付けてください。最後にお湯をかけて拭き取ると乾きが早いです。

 刃こぼれしていたりした場合は、荒砥石で大まかに刃先を研いだ後、中砥石で研いで仕上げます。研ぎ方はどちらも上と同じです。

もってかれる……!

包丁研ぎ
研磨後の出刃包丁。まだかなりサビの跡が残っていますが、まあ、使いながらきれいにしていけば良いかと。

 切れ味を確認するのに刃先を爪に当てて確認するのですが、出刃包丁は重量がある上に刃先に鋼が入っていることもあってか、爪に当てたときの「もってかれるっ……!」感がハンパないです。
 手にするだけで肉や魚を捌いてみたくなる片刃の剣!

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