
ペンの後ろに付いてるゴムでこすると書いた文字が消えるフリクション。摩擦熱によって色が消える事を御存知の方は多いと思いますが、熱をかけて色が消えるなら、逆に冷やせば色が復活するのでは? ということで、冷やしてみました。

というわけで、フリクションで書きました。置いてあるスマホは時計代わりです。書いてある式に特に意味はありません。ガリレオ的なものです。

消すべし! 消すべし!

消えました。

まずは冷蔵庫で冷やしてみます。

おお! 色が戻ってきている! でも、2時間近く冷蔵庫に突っ込んでみたのですが、冷蔵庫ではこれが限界っぽいです。

それじゃ、ということで冷凍庫につっこんだら、普通に読めるレベルまで色が元に戻りました。完全に戻すにはもうちょっと冷凍庫に放り込んでおくか、もっと冷やすかしないとダメかも。
インクが散ったような跡があるのはなんでだ? と思ったのですが、おそらく、ゴムでこすったときにインクがゴムに付着して伸ばされたためではないかと思います。鉛筆で濃く書いた文字を消しゴムで消すときに、ちゃんと消えずに線が伸びちゃうあの感じ。
鉛筆の場合は消しゴムが鉛筆の粉を取り去るので紙の上には残りませんが、フリクションはインクが透明になるだけでインク自体は紙の上に残るので、色を復元すると伸びたところまで復元されて、最初よりもなんか汚くなるみたいです。良く乾かしてから消すと少しはいいかも。
-20℃で完全に色が戻るらしい
記事書くのにフリクションのウェブサイト見たら、ちゃんと色が戻る条件が書いてあったよ!
フリクションボールは、温度変化で筆跡を消すことができる 筆記具です。フリクションボールのインキ(フリクションインキ)は60度以上になると透明になり、マイナス10度以下になるともとの色が復元し始め、マイ ナス20度前後になると完全に色が戻るという特性をもっています。フリクションボール(フリクションシリーズ各種)を高温下に放置していたところ、インキの色が透明になってしまいました。もとに戻す方法はありますか? | よくある質問 | PILOT
ご家庭の冷凍庫の温度は-20℃前後なので、一晩冷凍庫に放り込んでおけば色は完全に戻るようです。夏のこの時期、「車に置いといたフリクションが透明になったんですけど!」って人、多そうですよね。
色が復元するのを利用していろいろ遊べそうな予感。