昨年8月に故障・運休したおおさど丸ですが、その代替船の建造を佐渡汽船は予定しているようです。建造費は60億円!
おおさど丸代替船の建造について新潟県:「おおさど丸」代替船の建造等について
県では、更新時期を迎える佐渡汽船カーフェリー「おおさど丸」の代替船建造について、本県への社会資本整備総合交付金の配分を踏まえ支援していく予定です。
なお、これに加えて佐渡汽船では、ジェットフォイルの更新も予定しています。
いやー、カーフェリーってお高いんですのねー。60億円とか。。まああれだけ大きくてオーダーメイドとなればそれくらいするかー、とは思うのですが。
しかし、60億円とか、どっから出るんだ?と思ったら、39億円は「社会資本整備総合交付金」という国からの交付金でまかなわれるそうです。残りの21億円は佐渡市。
代替船建造は11~13年の3カ年計画で行う予定で、佐渡市からの要請を受け、県が同交付金の配分を国に求めた。残る21億円も佐渡市が全額補助する。同社のフェリー建造で国や市の補助を充てるのは初めて。佐渡汽船:「おおさど丸」代替船建造支援 県、国の交付金から39億円充当へ /新潟 – 毎日jp(毎日新聞)
なので、「佐渡汽船が」とは言ってみたものの、実際のところ「佐渡市が」と言った方が正確かも?
というか、佐渡汽船周りは組織やお金の流れが複雑。。
新潟県は、国からもらう「社会資本整備総合交付金」のうち、39億円を建造に当てる(国と佐渡汽船の間に新潟県というワンクッションが入っている) 。残りの21億円は佐渡市が負担する。で、じゃあ佐渡汽船は?というと、
佐渡汽船はそれを運賃割引きなどで還元するよう検討している。昨夏故障の「おおさど丸」 : 新潟 : 地域 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)
という事らしいです。佐渡市に出してもらう分を値引きで利用者に還元するということのようですね。
もういっそ新潟県が運営しちゃえばいいじゃない。という気もするのですが、まあいろいろ事情があるんでしょう。(なんかグルグルするぜ。)
新しい船の建造計画は平成23(2011)年から平成25(2013)年までの「3ヵ年計画」となっているので、新しい船が登場するのは2013年頃でしょうか。
ジェットフォイルや高速船も良いですが、icoro的にはまったりとごろごろできるカーフェリーの2等船室も大変おすすめです。