2010年12月21日(火)に日本のほとんどの地域で皆既月食が観測できるそうです。天気が良ければ、東の空に昇る赤い月が見られるかも。夕方、東の空をチェック!
皆既月食は、地球の影の中に月がすっぽりと入ることで起こる現象です。12月21日には、この皆既月食を日本のほとんどの地域で見ることができます。皆既月食が日本で見られるのは、2007年8月28日以来、およそ3年ぶりのことです。2010年12月21日「皆既月食を観察しよう」キャンペーン
そういえば部分日食ってあったけど、月食ってなんだっけ?という貴方のためにわかりやすく図解しちゃいます!
・ ○ ○
↑月 ↑地球 ↑太陽
わかりにくかったので、こちらをご覧下さい。
地球の影に入ると真っ暗で月は見えなくなってしまいそうですが、波長の長い赤い光は届くため、皆既月食の最中は赤い(赤銅色)の月を見ることができるそうです。(詳しいことは国立天文台のサイトへGo!)
大気中のチリの影響などで月食中の月の赤さ、明るさは毎回異なるそうで、オレンジに近い赤色の時もあれば、こげ茶色、灰色や黒でほとんど見えないこともあるとか。それも皆既日食の見どころとのこと。これは楽しみです。
で。気になる皆既月食の時間は!
月の出の時刻は各地で異なりますが、月食の各現象は全国同じ時刻に起こります。皆既月食は16時40分に始まり、17時54分に終わります。また月食(部分月食)が終わるのは、19時2分です。2010年12月21日「皆既月食を観察しよう」キャンペーン:国立天文台
というわけで皆既月食(月が地球の本影に入っている時間)は16:40-17:54の1時間14分。その前後は欠けた月を見ることができます。日食と違って見られる時間が長いのですねぇ。
ただし、月の出る時刻は地域によって異なるため、月が昇り始めた時にはすでに皆既月食真っ最中の地域もあり。まずはお住まいの地域の月の出時刻をチェックです。国立天文台の「月食各地予報」では、月の出の時刻や、どのように月食が進むかを図で確認することが出来ます。新潟県長岡市の場合は以下のような感じ。
月の出は16:22。この時はもう欠けた月が昇ってくるようです。これは月の出から目が離せませんね。ちなみに新潟市の月の出時刻は16:20、糸魚川市は16:27でした。東京は16:24。
というわけで夕方の観測しやすい時間に、こんなビッグな天文イベントがあるのは非常にうれしい!あとは好天を祈るのみ。この時期の新潟の天気はちょっと心配。。でも部分日食は見られたので今回も期待!12月21日(火)の夕方は東の空をチェックです!
追記
2010/12/21
やはり気になるのは天気。「ウェザーニュース」で「皆既月食見えるマップ」が公開されていました。月食が見られるといいですね!