ネズミの形をしたUSBハブを持っているのですが、動作中に光るLEDがちょっとした常夜灯として使えるくらいにまぶしい!!というわけで、目を暗くしてみました。
ネズミの形をしていますが、マウスではありません。USBハブです。藤崎竜の漫画に出てきそうな形。
このネズミ型のUSBハブは2、3年くらい前にもらったものなのですが、動作中に光るLEDがものっそいまぶしくて、ほとんど使うことなくタンスの肥やしとなっていました。
ですが、別の事を調べているときに、抵抗を噛ませることでLEDの光の強さを抑えることが出来ると言うことを知り、試してみることにしました。
改造前と改造後
まずは、改造前と改造後の光の強さをご覧下さい。
こちらが改造前の明るさ。正面からLEDを直視出来ないレベルです。LEDが明るすぎるので、全体に暗く補正がかかってしまっています。。とても凶悪なネズミです。
紙に光を投影してみたところ。まるでスポットライト。
そしてこちらが改造後の明るさ。かなり明るさを抑えることが出来ました。
ほとんどLEDの光は分からないレベルです。
改造方法
そんなわけで、改造方法を大公開。
用意するものとか
必要なものは以下の通りです。
- 半田ごて(20W)
- はんだ(φ0.8mm)
- ドライバー(1.2m/m)
- 抵抗 x 2(1/8W, 48kΩ)
- 導線(工作用10芯コード) 少々
導線は、出来たらもっと細くて柔らかいものを使った方が良いです。
抵抗は抵抗値の異なる数種類を購入して試してみたのですが、購入した中で一番値の大きかった48kΩに落ち尽きました。
そんなわけで改造
さて、では改造です。といっても、LEDのマイナス端子側に抵抗を噛ませるだけですが。
改造前の中身。LEDに繋がっている黒い線を外します。半田ごてを当てればするっと取れちゃいます。半田ごてでボディのプラスチックを溶かさないように注意しましょう。
改造後の中身。LEDに半田付けされていた黒い導線を抵抗に繋ぎ、抵抗とLEDを用意した導線で繋いでいます。抵抗が動いて配線がショートすることがないように、抵抗は絶縁テープで固定してあります。
LEDのマイナス端子に抵抗を直づけしようかとも思ったのですが、口のあたりの空間がまるっと空いていたのと、作業のしやすさなどを考えて、写真のような配置にしました。背中の部分は結構空間が空くみたいなので、多少配線が長くなっても問題ないと思います。導線短くして作業しにくくなるよりは、長めにとって作業をしやすくした方が良いかと。
と言う感じで改造は終了。
改造後記
作業自体は半田付けが出来れば非常に簡単です。でも、好みのLEDの明るさにするために用いる抵抗の選別が結構大変でした。
ググったら「LEDの電流制限抵抗の求め方」なんてのが出てきたので、これを使い、「電流を半分くらい(5mA以下)にすれば明るさも半分くらいはなるかな?」と100Ωから1kΩあたりの抵抗を噛ませてみたのですが、この範囲ではほとんど変化が分からないくらいの減光にしかなりませんでした。。。
ちなみに計算に使ったのは以下の式です。電源電圧5V、LED電圧2Vで計算しました。使っている値がそもそも間違ってるのかなぁ?とも思うのですが、実際の所はわかりません。。
電流制限抵抗R[Ω]={電源電圧E[V]−LEDに加える電圧[V]} / LEDに流したい電流[A]LEDの電流制限抵抗の求め方
まあ、そんなこんなでいろいろ試してみたところ、48kΩになったという感じです。個人的にはもうちょっと暗くても良いのですが、手元にあった最も値の大きい抵抗が48kΩだったのでこれで手を打ちました。
そんなわけで、同じネズミ型のUSBハブを持ってるけど、目がまぶしくて使っていないという方は、改造してみるのも良いかと思われます。自分で改造したUSBハブはかわいさもひとしおです。ただし、改造は自己責任でお願いしまうす。