産学官が連携し、新潟市西蒲区(旧巻町)の遊休農地を利用して作られているビール「越の知恵しぼり」。平成21年度の新麦使用ビールが12/15から販売されているそうです。
このビールは新潟大学、新潟麦酒(株)、新潟大学生協、(株)新潟TLO、越後中央農協、新潟市(西蒲区産業観光課、西蒲区農業委員会)、新潟県(農業総合研究所作物研究センター、巻農業普及指導センター、経営普及課)からなる「遊休農地対策ビール麦プロジェクトチーム」が製造。遊休農地拡大防止と地域農業の担い手育成等を目的としているそうです。
平成19年から作られており、今年で3年目。地場産麦を100%使用し、モルト(麦芽)作りも地元と地元産にこだわっています。瓶内発酵、瓶内熟成タイプ、発酵は上面発酵とのこと。上面発酵とは。
上面発酵ビールビールの種類
比較的高温(20度前後)で発酵させたビールで、発酵中に酵母が浮き上がることからこう呼ばれる。発酵温度の20度程度で飲むのが最適だが、冷やしても美味しい。エール、スタウト、ポーター、ヴァイツェンなどがこのタイプ。
うーん。「もやしもん」が読みたくなるぞ。。(icoroの酒知識のほとんどはもやしもんからデス。)
瓶内熟成のためか、まだ3年目のためか、その年によって味が違う様子。
今回は事務所内の反応をのせてみます。新潟県:【巻】産学官連携により誕生した地ビール
(Aさん)「おいしかったです。年々よくなっているんではないでしょうか?」
(Bさん)「進化したんではないでしょうか? 年々いい感じです。」
(Cさん)「相変わらず変わった味のビールだね」
(Dさん)「大企業のビールとは違って、フルーティな感じが新鮮!」
ちなみに、醸造元ビール会社の社長さんのコメントは、「今回の新麦での仕込みは、地ビールらしい風味が出て品質は最高です」とのことでした。
その年々で出来が違うとは、ボジョレーヌーボーのようだ。毎年飲み比べてみるとおもしろいかも?ビール麦は「ミカモゴールデン」と「小春二条」の2品種が栽培されているそうでビールの方も「越の知恵しぼり(ミカモ)」と無印の2種類があるようです。
価格は350ml瓶1本400円ほど。一般の酒店でも販売されているようですが、流通量は少ない?昨年は新潟大学の購買部で販売があった様子です。また、醸造元の「新潟麦酒」のサイトからも購入できるようになっていました。こちらが化粧箱入りで3本1,300円。
そういえば「新潟麦酒」は「もやしもん」8巻にも登場していました。気になった方はオクトーバーフェストのページを確認してみましょう!
新潟って、なにげに地ビールに力入れてますよねぇ。上越ではオクトーバーフェストをやっていますが、新潟の地ビールはあまりない様子。是非新潟の地ビールを集めてオクトーバーフェストをやって欲しい!(それが新潟ビアフェスティバルか!)