新潟県が企画した日本初の道路に対するネーミングライツですが、どうやら応募がなかったようです。
歳入確保の一環として県が売却先を募集していた県道・奥只見シルバーラインと魚沼スカイラインの命名権(ネーミングライツ)について、締め切り期限の9月30日までに、応募企業が1社もなかったことが分かった。県は売却中止も含め、今後の対応を検討する。新潟日報 NIIGATA NIPPO On Line
日本初と言うことで、ちょっと話題になった県道のネーミングライツ。何社か問い合わせはあったものの、契約まではなかなか難しかったようです。
ちなみに、ネーミングライツの条件は以下の通り。
- 年額1,000万円以上
- 10年以上の契約
- 当該道路固有の歴史や文化を考慮したもの
10年で1億の費用がかかるわけですが、ビッグスワンは年間1億2千万円で3年間の契約なので、それから考えれば安いようにも思えます。ただ、ビッグスワンもずっとネーミングライツを契約する企業がなくて、仕方なく東北電力が手をさしのべたという印象があるのですが…
「ビッグスワン」はやっぱり「ビッグスワン」と呼んでいるため、「東北電力ビッグスワンスタジアム」という正式名称は忘れがちです。そんなわけで、たぶん、「奥只見シルバーライン」はネーミングライツが決まっても「シルバーライン」と呼ぶし、「魚沼スカイライン」は「魚沼スカイライン」と呼ぶんだろうなぁと思います。
試みとしてはおもしろいと思うのですが。