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大地の芸術祭2018に行ってみた – 5日目(県道219号編)

Date 2018/10/11 21:16  Author Yutaka  Tags アートトリエンナーレ 大地の芸術祭 行ってみた
大地の芸術祭2018

 午後は比較的作品が密集している県道219号沿いを攻めることにしました。なかなかの山道なので早めに攻略しておきたいというのもある。

D322 影向の家

大地の芸術祭2018

 13:10。D322 影向ようごうの家 のある蓬平へ。車は蓬平特産生産センターの前に駐められます。

大地の芸術祭2018

 ここは以前、夜に D102 ファウンド・ア・メンタル・コネクション3 全ての場所が世界の真ん中 を見に来た場所でもあります。

大地の芸術祭2018

 昼間は昼間でまた金色の菅笠が異彩を放っている……

大地の芸術祭2018

 センターから少し坂を登ったところに D322 影向ようごうの家 がありました。

大地の芸術祭2018

 写真NGだったので中の写真がありません。まあ、OKだったとしても暗すぎてきれいに撮れなかったかも。

 以下、ネタバレ。

 ここではまず最初に小部屋に通されます。四畳半くらいの小さな部屋で、天井からぶら下がった10Wくらいの明るさの小さな電球が部屋の真ん中でフーコーの振り子のように小さくくるくると回り続けています。その電球を囲むように置かれたいくつかの小さなイスに座り、スタッフのしてくれる話を聞きます。内容は、「影向」とは神が現れることを言うとか、この作品は家の魂がかえっていく様子を表しているとか。ほんの5分くらいです。

 話が終わると、目の前の小さな出入口を通り抜けて真っ暗な階段を上がります。よくまあ隙間だらけの古民家でここまでしっかり暗闇を作ることができたな、と感心するレベル。くるくる揺れる電球を見てたためか、全然目が暗闇に慣れてなくてヤバかったです。一応、小さなLEDの懐中電灯も渡されるのですが「ほかの人がいたら迷惑かな」と思って使いませんでした。まあ、実際には先客はいなかったんですけど。

 階段を上がりきると目の前に吹き抜けの大きな空間が現れます。空間の底面積はだいたい8畳くらいといったところでしょうか。それを2階から眺める形です。
 その真っ暗な吹き抜けをソフトボールくらいの大きさの白く丸い玉がふわーっと登っていきます。その白い玉が天井に消えると次の白い玉が浮き上がってきます。真っ暗な空間の中でその白い玉だけが奇妙に白く浮き上がって見え、目の前でなにが起きてるのか頭が理解できず、静かに混乱しました。

 それは水の中を昇っていく泡のようにも見え、また、天に昇っていく魂のようにも見えます。映像を投影しているにしてはあまりにも玉が立体的です。目の前に大きな水槽がある? でも、手を伸ばしてみてもガラスのようなものに手が触れる気配はありません。もしかしてほんとになにか霊的なものなのでは……? という考えすらちらっと脳裏をかすめてしまうのは、スタッフの話の影響でしょう。

 だんだん暗闇に目が慣れてきてわかったのは、登っていく白い玉は白い煙を封じ込めたシャボン玉らしいということでした。それを下から照らすと、シャボン玉の中の煙が光を乱反射し、まるでそれ自体が白く発光しているように見える仕組みになっていたのだと思われます。この作品はなかなかよかったです。

芝峠温泉

大地の芸術祭2018

 13:40。続いては芝峠温泉の周辺にある作品へ。ここは屋外の作品が3つあります。まずは D052 回廊・・・時の水脈

大地の芸術祭2018

 D052の奥にあった D050 ジャック・イン・ザ・ボックスまつだいヴァージョン。草に覆われて藤棚、というか藤玉になってました。

大地の芸術祭2018

 ブランコがあったのかも? という構造物。でも、この構造物の向こう側は結構角度のある坂(というかほぼ崖)になっていて、もしこれがブランコだったとしたなかなかスリリングなアトラクションだったと思われます。

大地の芸術祭2018

 徒歩で道を下って D051 視点。右に立っているスタンドにカメラを置いて撮影しろ、ということのようです。

大地の芸術祭2018

 撮影するとこんな感じ。微妙に視点がずれているような。

D347 アート・フラグメント・コレクション

大地の芸術祭2018

 13:50。D347 アート・フラグメント・コレクション のある生涯学習センターに到着。ここには過去に大地の芸術祭で展示されていた作品の断片が保存されています。

大地の芸術祭2018

 この雪だるまが入ったケースは D009 今を楽しめ で展示されていたもの。わりと最近まで現役だったようですが、さすがに冷凍庫が壊れてここにきた模様。

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 ここはもとは小学校だった建物です。2階が教室、3階が体育館という不思議な構造をしていました。

大地の芸術祭2018

 2階にはカフェが入ってました。

大地の芸術祭2018

 コーヒーだけでなくおにぎりもありました。わかっていれば(まつだい駅のファミマではなく)ここでお昼を食べるのもやぶさかではなかったのだが! できれば飲み物にみそ汁もラインアップしていただきたく。

大地の芸術祭2018

 3階の体育館は妻有地域の地形を模したジオラマになっていました。そこに作品の断片が置かれています。断片の置かれている場所と実際に作品が展示された場所が対応しているというわけではなさそうな感じでした。

大地の芸術祭2018

 D102 ファウンド・ア・メンタル・コネクション3 全ての場所が世界の真ん中 の菅笠とライトユニット。もう展示されていない作品だけではなく、新しいものに交換されて不要になったものもここに集まっています。

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 Y052 最後の教室 で使われていた扇風機。年季の入った中古の扇風機を使っているため動かなくなるものも当然多く、そんな動かなくなった扇風機がここに集まっています。

大地の芸術祭2018

 N056 カクラ・クルクル・アット・ツマリ の風車。これは廃棄されたものではなく、交換用のスペアでした。新品です。

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 N028 たくさんの失われた窓のために のカーテン。言われてみればたしかに野ざらしで破れたカーテンは交換されてるはずですよね。

大地の芸術祭2018

 ここはいろんな作品を見てからくると「なるほどあの作品が」と楽しめます。ほかを見ずにいきなりきてもちょっとあれかもしれないです。

大地の芸術祭2018

 しかしこの地域の高低差ヤバい。隣の家が数十メートル下にあるし。つか、あんなとこどうやっていくのw(まさかその「あんなとこ」に行くことになるとは、我々はこのときまだ知らないのである。)

D348 パインツーリズム

大地の芸術祭2018

 14:15。続いて D348。線の代わりにパイロンを立てるという自動車教習所モードの駐車場が来訪者を待ち受けています。しかもD348はここから「徒歩600m」下ったところにあるらしい……まじか……

大地の芸術祭2018

 14:20。300mくらい下ったところ。下に見える建物がD348っぽい……ほかにそれらしい建物ないし……

大地の芸術祭2018

 ふと振り返るとさっきまでいたD347の小学校の建物が……!

大地の芸術祭2018
あの景色

 今我々はあの景色の中にいるというのか……!

大地の芸術祭2018

 14:25。ついた。駐車場との往復だけで20分ロスするんだが……

大地の芸術祭2018

 この建物はアトリエとして改築されて使われているらしいです。トイレとかどうなってるんだろう。くみ取り? 浄化槽? 通りにスタッフ用と思われる仮設トイレが置いてありましたが、もしかして滞在中だけ仮設トイレを設置するスタイル?

大地の芸術祭2018

 屋根裏で流れてた映像作品がなんとなくずっと見ちゃう系でした。

大地の芸術祭2018

 左は道を走っている映像。おそらく東京からD348を目指している映像だと思われます。右はD348を改築している映像。時間の関係で全編見られなかったのですが、おそらくこのふたつは同じ時間を撮影したもので、最終的にはD348に収束するのではないかと思われます。どこかで全編見られるなら見たい。

D132 マウンテン

大地の芸術祭2018

 14:50。県道に復帰して D132 マウンテン。夜に来たとき遭難仕掛けた場所です。こんな開けた場所だったとは……

大地の芸術祭2018

 ついでに昼間の D349 昼の光ににじむ灯

大地の芸術祭2018

 なるほどそういうふう。

桐山集落

大地の芸術祭2018

 14:55。松代エリア最東端の桐山集落に到着。まずは D266 ブランコの家 から。スタンプがなくなったとかで、下(D325)で押してもらってくれとおばちゃん言われるなど。

大地の芸術祭2018

 揺れてました。上についてるモーターの力で永遠に揺れ続けることができるみたい。

大地の芸術祭2018

 2階。人がいないのに動く足踏みミシンがなかなか奇妙な光景でした。奥には写真(?)の埋め込まれた壁がありました。

大地の芸術祭2018

 15:05。ちょっと下って D325 BankART妻有

大地の芸術祭2018
大地の芸術祭2018

 いろんな作家の作品が展示されているオムニバス系古民家でした。

大地の芸術祭2018

 ここでみつけたのがこれ!

大地の芸術祭2018

 これ!

大地の芸術祭2018

 D142 脱皮する家 の玄関にあった謎のあれ! 作品だったのか! でも解説もなにもないので結局なんなのかわからないね!

大地の芸術祭2018

 15:15。一旦通りまで戻って D209 静寂あるいは喧騒の中で/手旗信号の庭

大地の芸術祭2018

ミラー的ななにか。

大地の芸術祭2018

 火山弾的ななにか。

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 赤い部屋。

大地の芸術祭2018

 田んぼで使うあれがくるくる回ってました。

大地の芸術祭2018

 囲まれたなにか。

大地の芸術祭2018

 中はスモーク・オン・ザ・ウォーター。

大地の芸術祭2018

 以上で県道219号沿いの作品は制覇。このエリアはとにかく高低差がヤバい。冬とかどうしてるんだろう……そりゃ空き家にもなるわ……

 ここまでで15:20。今日の試合終了までにはまだあと1時間半ほどあるので、県道426号周辺の作品も拾いに行くことにしました。

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