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【放談】新潟のジンギスカン

Date 2018/07/10 20:49  Author Yutaka  Tags 名物
ジンギスカン

 ジンギスカン鍋が欲しくなってきた……

ゆ:こないだラジオ聞いてたら「上越でもジンギスカンを食べる」って話が出てきたんだけど、新潟ってジンギスカン文化多いの?

ち:長岡だと関原の澤田屋で食べられる?

ゆ:澤田屋ってまだやってる?

ち:今やってないのかなぁ。

ゆ:食べログとかも出てこないね。柏崎の澤田屋は出てくるけど。

ち:柏崎(高柳)の澤田屋が本店、長岡が支店なのねー。

ゆ:つながりあるのか。たまにチェーンなんだかなんだかわからない同じ名前の店あるよね。のれん分けってやつ?

ジンギスカンを食べるなら新潟県で一番古い(高柳本店)支店である長岡店で、ぜひお待ちしております。
アテンドパーク/澤田屋 長岡/

ち:とあるからたぶんちゃんとした支店かな? なお、本店のほうには支店の記載はない模様。

ゆ:片思いかな?

ち:届かないこの思い。そういやむかーし、従姉妹が友達というつながりで澤田屋の娘さんと遊んだことがある。ブタミントンを一緒にした。お元気ですかー!? 

ゆ:まじかすげーな。なにがすげーのかよくわからんけど。

ち:……あのときは泣かせてごめんなさい。

ゆ:なにがあった?!

ち:子供にもいろいろあるのよモルダー……(いま会ってちゃんと謝りたい)

ゆ:長岡のは高柳から来てるとして、高柳と上越のジンギスカンはなんで発生したんだろ。

ち:高柳の謎は解けたぞ!

新潟県柏崎市高柳地区は、政府が大正7年に立案した、軍隊、警察、鉄道員用制服の素材となる羊毛自給をめざす綿羊百万頭計画の流れの中で、綿羊の育成指定村となり綿羊飼育の盛んな地域となりました。しかしながら、昭和初期にはまだ高柳に羊肉を食べる習慣はありませんでした。
澤田屋は、高柳が宿場町であった事もあり昭和初期に割烹旅館として開業しました。
昭和27年のこと、日本綿羊協会の幹部が澤田屋に宿泊した際に、彼らとの交流の中で澤田屋の先々代はジンギスカン料理のヒントを得ます。そして、その後試行錯誤の末に醤油ベースに香味野菜、 果物などを調合したタレを独自に開発したのです。
じんぎすかん澤田屋ご挨拶|新潟県柏崎市高柳町のジンギスカン料理が名物の食事処|

ゆ:三行で頼む。

ち:綿羊飼育が盛んな地域/綿羊協会の人がジンギスカンを伝える/羊うめー!

ゆ:「綿羊百万頭計画」とはまたわかりやすい計画名だな。ってことは北海道に限らず、日本国内のいたるところにジンギスカン文化が残ってそう。

ち:「綿羊百万頭計画」に起因するとすれば、各地の牧場っぽいところにジンギスカン文化がもたらされた可能性が出てくる。

ゆ:てか、上越のジンギスカンをググってもそれらしいもの出てこないんだけど。唯一「だるま家」ってのが出てくるけど、焼かれたものが皿に乗って出てくる定食の形での提供ですね。

ち:外食ではなく、自宅での羊肉食だと情報が出てこない可能性もあるか。

ゆ:あ、その可能性もあるのか。そうなると上越の店に行って肉コーナーを探るしかない。

ち:上越って言っても今広いからなー。一部の地域の予感。

ゆ:高柳も柏崎の時代だからな……上越のだるま家も旧市町村区切りだと中頸城郡の三和村ですし……

ち:柿崎にマトン文化がありそう!?

ゆ:ほとんど柏崎じゃないですかやだー

ち:上越と柏崎に点在するジンギスカン文化! と思ったが、旧市町村区切りだとそんなに離れてないのかな? 同じ地域発祥なのかも?

ゆ:「柿崎 ジンギスカン」でググったらなんか町おこし的なあれでジンギスカン広めたい的なブログが出てきたけどそれかな……

ち:文化と呼べるほどのものではないかな……

ゆ:2008年の記事だからもしかしたらその後熱心な活動によりジンギスカンが広まってる可能性も微レ存……

ち:あと、妙高とかの高原リゾートおよびスキー場系はビールとかバーベキュー繋がりでジンギスカン普及してそうよね。

ゆ:でも「道民でもジンギスカン苦手な人多い」って北海道在住の妹様が言ってたよ?

ち:「豚ジンギスカン」のほうが人気なんだっけ……

ゆ:ジンギスカン とは

ち:「上越にも羊食文化がある」って聞いたとき、北海道から戻ってきた人が広めたんじゃないかっていうのが思い浮かんだのよね。新潟って開拓民として結構北海道へ移り住んだ人がいるイメージがある。少なくとも知人で2人いる。

ゆ:ありそうな説だからもうそれを広めたらいいと思う。信じる人多いと思うよ。

ち:文化のフェイクニュース。前述の2人のうち1名は結婚のために新潟に呼び戻されて現在こちらで生活。もう1名は開拓民というよりも博打云々で北海道に逃げ、そこで温泉を掘り当ててそのまま北海道に骨を埋めた模様。なお、こちらは私の大叔父さんにあたる。

ゆ:博打に勝った者が生き残った結果、今の北海道があると思えば、民度が低くなるのもまあわかる。

ち:民度が低いとか言っちゃダメー!

ゆ:少なくとも道民2人が「北海道は民度が低い」って言ってましたし……

ち:試される大地で生き残るにはいろいろ大変なんや……

ゆ:大叔父さんだって温泉掘り当てたからよかったけど、掘り当てられなかったら億の借金背負って死んでるやろ。しかも当時の億って今のいくらだよっていう。

ち:「お金送るからこっち帰ってこい」と言ったら「その金でもっと深く掘る」という名言を残したそうです。もはや伝説。

ゆ:クソ過ぎて逆にあこがれる。

ち:そしてついに温泉を掘り当てることに成功! 実家に恩返し……かと思いきや! 個人で三尺玉をあげる偉業を成し遂げます。

ゆ:映画化決定だろ。タイトルは「おじちゃんのハナビ」

ち:身内にこんなおもしろい人がいるとか、自己肯定感が高まりますわー。

ゆ:マネすんなよ。

ち:大叔父さんに1回だけ会った覚えがあるんだけどさ、裏の貯水池に釣りに行く途中、泥で足を滑らせ、隣を歩いていた私に盛大に泥を浴びせてきたのよ。で、「わりーわりー。あ、ごはんいらないってお母さんに言っといて?」っていうひどい印象しかないのでマネはしません!

ゆ:全然悪いと思ってないのが伝わるクズエピソードですね。

半身を泥に染め上げたちはや:おかあさーん、おじさんお昼いらないっt……

ちはや母:あんたその格好どーしたの!? うわっ、なんかくさっ!

ち:ってなった記憶。

ゆ:クズだなぁ。

ち:書いててドブの底に溜まったヘドロのようなにおい、刺すような夏の陽射し、そして乾燥してパリパリになっていく泥の質感がよみがえってきた。

ゆ:映画予告の場面決まったわ。タイトル出たあとのコミカルパートで泥跳ねて「あ、わりーわりー」のシーン入る。

ち:大杉漣で再生された。

ゆ:もういないんだよなぁ。

ち:かなしみ。そんな感じで身近に道民がいる我が家にもジンギスカンは伝わってないから帰還民説は消えるのかな?

ゆ:ウィキによるとやはり「綿羊百万頭計画」が発端になってるぽいですねぇ。ほかにも岩手や長野でもジンギスカンの文化が残っているらしい。

北海道の他にも、本州では岩手県の県北沿岸部や遠野市、山形県蔵王、長野県飯伊地域、同県長野市信州新町、岡山県真庭市の蒜山高原、福島県石川郡平田村など、局地的に常食されている地域がある。
ジンギスカン (料理) – Wikipedia

ゆ:「信州新町ジンギスカン街道」とかあった。確かにすごい局地的だわ。言われてみれば高柳も局地だしな。

ち:羊が日本に輸入されたとき、高温多湿な日本では上手く飼育できなかったらしい。ゆえに飼育できたのは高原だけ、こうして局地的になった感じですかねぇ。

ゆ:夏場に丸刈りにされてるアルパカを見ればさもありなん。

ち:俄然、高柳が冷涼で過ごしやすい気候に思えてきたぞ!

ゆ:残念ながらカメムシの印象しかない。

ち:うん……1回行ったけど尋常じゃない量のカメムシに出会ったね……

門出かやぶきの里
高柳のかやぶき屋根の建物。雰囲気もごはんも最高だけれど、夕方を過ぎるとぼとぼとカメムシが落ちてくる。時期にもよるかも。

ゆ:あの場所で無防備に眠れる叔父さんすごいと思った。

ち:パクチーの夢を見そう。

ゆ:確実に食べてるじゃないですかやだー

ち:今日は各地に散らばるジンギスカンの謎が解けてスッキリしたでござる。珍しくためになる放談だった!

ゆ:こうやって北海道から帰ってきた人たちが日本の各地にジンギスカンの文化を輸入してきたわけですね。(風説の流布)

ち:……北海道に行かなくてもジンギスカンは結構食べられるということですな!?

ゆ:今度高柳でジンギスカン食べてこようぜー。

ち:綿羊百万頭計画に思いを馳せて。高柳の澤田屋はジンギス鍋に溝がないのが特徴らしい。肉が滑り落ちそう。検証してこねば!

ジンギスカン鍋 深型

  • メーカー:全家協
  • カテゴリ:ホーム&キッチン

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