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Synologyの高機能なNAS「DS216j」を買ってみた – 初期設定編

Synology DS216J

 前回HDDを組立をしたので、今回は初期設定をします! 最近の中華メーカーの製品はよくできてるなぁ……

 DS216jをネットワークにつないで電源を入れたら初期設定をしていきます。ブラウザから「http://find.synology.com/」にアクセスすると管理画面に入れます。

 まずはHDDの初期化とDSM(DiskStation Manager。要はOS)のインストール。なにも考えずに「今すぐインストール」。デフォルトではSHR(Synology Hybrid RAID)というRAID1に似たオリジナルなシステムを使うようになっています。RAID0やRAID1にすることもできます。

 インストールが終わって再起動するまで待ちます。時間は5分から10分くらいです。

 再起動したら管理者のIDとパスワードを設定します。サーバ名はネットワーク上で表示されるDS216jのニックネームです。

 DSMのアップデートに関する設定をします。
 よくわかんなければ「最新のDSMバージョンを自動的にインストール」しておけばいいと思います。このへんはあとで変えられます。

 「QuickConnect」は、簡単に言うと外部のネットワーク(おうちの外)からもこのNASにアクセスできるようにするための仕組みです。ローカルでしかNASにアクセスしないなら「この手順をスキップする」で次に行ってもおk。あとで登録することもできます。

 DiskStationシリーズではパッケージ(アプリ)を追加する形でメディアサーバやクラウドバックアップなどの機能を提供するようになっています。
 いろいろ種類があるのですが、ここではそのうちの推奨パッケージをまとめてインストールできます。ただ、全部の機能を使う人はあんまりいないと思うので、ここは「この手順をスキップする」でとりあえず飛ばしちゃっておk。あとで自分の使う機能だけ個別にインストールしたほうがムダがなくていいと思います。

 インストールが終わるとデスクトップ画面(?)に移ります。この画面がデフォルトの管理画面です。NAS自体の設定は「コントロールパネル」から、アプリの追加・削除は「パッケージセンター」からできます。

 ファイルサービスの設定はSMB、AFP、Bonjour、SSDPが初めからONになっているので、起動するだけでネットワーク上にDSが出現するはずです。
 ただ、最初の状態では共有フォルダが設定されていないので、「コントロールパネル」にある「共有フォルダ」で適当な共有フォルダを作成しておきます。これでネットワーク経由でアクセスできる共有フォルダが設定できます。

 初期設定と全然関係ない話なのですが、RAID1の場合(正確にはSHRですが)、読み出しのときはどちらの(あるいは両方の)HDDを使ってるのか気になったのでリソースモニタをチェックしました。RAID1の説明で「2つのHDDに同じ内容を書き込む」という記述はよくあるのですが、じゃあ、読み出しのときはどうしてるのかということについての言及ってあんまりなかったので。これをみると読み出しのときはHDD1だけを使ってるみたいですね。

よくできてるぞ!

Synology DS216J

 うちの使い方では写真のバックアップのときくらいしか使わないので、電源管理で一定時間使用しないと自動的に電源が落ちるように設定してあります。また、WOLを使ってネットワーク越しに起動/停止もできます。いちいち本体の電源を押さなくて済むので地味に便利。UPSも導入したほうがいいのか? とうっすら思っていたのですが、今の使い方だと電源落ちてる時間のほうが長いのでとりあえずなくてもいいか、という感じです。

 あと、MacやWindowsのデスクトップに似た管理画面は使ってみると思いのほかわかりやすくてよかったです。ローカルネットワーク上でアクセスして使ってるぶんにはそれほど動作が遅いと感じることもありません。すごいぞ中華テクノロジー! あとはHDDよりも先にNAS本体がお亡くなりにならないことを祈るばかりだ!

参考

【NASキット】Synology DiskStation DS216j デュアルコアCPU 2ベイNASキット DTCP-IP対応可 CS6426

  • メーカー:Synology
  • カテゴリ:Personal Computers
  • 発売日:2016/03/10

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