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日本野鳥の会が出している「バードウォッチング長靴」を買ってみた

バードウォッチング長靴

 持倉鉱山跡に行くにあたり、思い切って「バードウォッチング長靴」を買ってみました。

トレッキング - 持倉鉱山

 阿賀町の山奥にある持倉鉱山跡。その道のりは渡渉あり! ヒルあり! であるため、履き口が絞れる長靴の装備が推奨されます。そんなわけで日本野鳥の会が出している「バードウォッチング長靴」を購入してみました。

初めての購入はお店がオススメ

バードウォッチング長靴
長岡市で唯一バードウォッチング長靴を取り扱っているお店「LANTERN」。ここで試着して購入しました。近くにあってありがてぇありがてぇ。

 バードウォッチング長靴はピッタリとした作りになっているので、初めて購入する場合は試着してから購入することをオススメします。日本野鳥の会のウェブサイトにバードウォッチング長靴を取り扱っているお店のリストがあるので、最寄りの取扱店舗に行ってみましょう。ネットでも実店舗でも値段はだいたい同じです。

サイズとお値段

バードウォッチング長靴
岡本は4L(29.0cm)、関根はL(26.0cm)となりました。どちらも普段履いている靴のサイズより2サイズ大きめです。

 サイズは以下の7種類が用意されています。ピッタリサイズなので買うときは普段履いている靴よりもワンサイズ大きめのものを選択するのがオススメ。

サイズふくらはぎ周囲/cm足首周囲/cm高さ/cm
SS (23.0cm)332643
S (24.0cm)3526.543
M (25.0cm)3727.544
L (26.0cm)382845
LL (27.0cm)392945.5
3L (28.0cm)413045.5
4L (29.0cm)423046

 お値段は基本色(グリーン、ブラウン、グレーなど)のものが4,400円(税別)、期間限定などの特別な色(カモフラ柄、メジロなど)のものは5,400円(税別)となっております。

中身

バードウォッチング長靴

 内容は長靴本体のほかに収納袋と替えのコードロックがはいっています。長靴は折りたたまれた状態になっています。

バードウォッチング長靴

 長靴の素材はくたくたで自立しません。まあ、これは折りたたみできるのとバーターなので仕方ありませんね。

バードウォッチング長靴

 かかとにある出っ張りは靴を脱ぐときに使用します。ここに反対側のかかとを引っ掛けて簡単に脱げるようになっています。ピッタリして脱ぎにくいのでこれが地味に便利。

バードウォッチング長靴

 ソールパターンはこんな感じ。

バードウォッチング長靴

 購入の決め手になったのはやはり折りたためるところ。こんなふうに袋に収納できるので、持ち歩きに便利。長靴を持ち歩くのは大変ですが、このサイズなら持ち歩きも簡単です。

実際に履いてみた

トレッキング - 持倉鉱山

 普通に履いてみたところ。膝丈までカバーできます。ピッタリしていて普通の長靴にくらべてかなりスマートなシルエットです。

トレッキング - 持倉鉱山

 薄くて柔らかい素材なので、履き口の紐を締めないと歩いているうちにずり落ちてきたりするのがちょっと難点。逆に言えば、こんなふうにくしゅっとさせて短めに履くことも可能です。

トレッキング - 持倉鉱山

 しゃがんだ姿勢も違和感なく取れます。

トレッキング - 持倉鉱山

 もちろん完全防水なので渡渉も余裕。口をしっかり閉じておけば、少しくらい水がかかっても長靴の中には水は入ってきません。素材が薄いため、水の冷たさがほとんどダイレクトに感じられ、「水漏れしてる?」と心配になるのはご愛敬。

トレッキング - 持倉鉱山
よく見ると膝下が汗で濡れて色が変わっています。

 その反面、通気性ゼロなので中はすっごい蒸れます。夏場だと水漏れを疑うレベルで蒸れます。もはや「蒸れ」るのではなく「濡れ」ます。
 あと、ソールが薄くて柔らかいので、砂利道ようなデコボコした場所はちょっと歩きにくいです。感触としては地下足袋に近いかも。

総合的には満足

バードウォッチング長靴

 意外とメリットとデメリットがはっきりしていてクセがあるので、万人にお奨めできる感じではないです。値段も決して安くは無いので、用途次第といった感じ。

持ち歩くことが多いならオススメ

 現場に携行して作業するときだけ長靴に履き替える、というのであればこの長靴は使えると思います。コンパクトに畳めるので荷物になりません。また、素材が柔らかいので立ったりしゃがんだりを繰り返すような用途で使うとかなりラクだと思います。まさにバードウォッチングに最適。(ややソールの厚さに心許なさはあったものの)鉱山跡行きにもよかったです。あと、かわいい。

日常使いには普通の長靴がオススメ

 逆に、普段から玄関に置いておいてサクッと履いて畑仕事をしたいとか、頻繁に脱ぎ履きを繰り返すという場合は普通の長靴を使ったほうがラクだと思います。自立せず、ピッタリとしたデザインなので、普通の長靴に比べて脱いだり履いたりするのが面倒です。
 水の冷たさなどが直に伝わるのも用途によってはネックになるかも。雪の中で使う場合は通常の長靴よりも防寒対策が必要になると思います。

 保管にも結構気をつかいます。陽の光の入る場所に置いておくと退色するので、保管は風通しのよい冷暗所にしましょう。また、保管する際、折りたたんで保管すると折り曲げられた部分の劣化が早まってしまうので、できるだけ伸ばした状態での保管が望ましいです。バードウォッチング長靴を買うのであれば、一緒にブーツキーパーを用意することをオススメします。

参考

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