FREETELのスマホ「SAMURAI MIYABI(雅)」を1ヶ月ほど使ってみた感想

　FREETELのスマホ「SAMURAI MIYABI(雅)」がアウトレットセールで13,800円になっていたので買ってみました。

　「Xperia E5」が出たら買い換えようと思って待っていたのですが、E5はポケGOの推奨環境である「RAM 2GB以上」を満たしてなかったので、代わりに、ちょうどアウトレットセールをしていたFREETELのスマホ「SAMURAI MIYABI(雅)」を買ってみました。

　送られてきたダンボールの中には「雅」本体のほかに「できるFREETEL SIM」という冊子が同梱されていました。でも、今回、SIMは注文していない。

　パッケージには「アウトレット商品」の表示。アウトレット品は整備品(返品されたものを整備したもの)ではなく、ちゃんと新品とのことです。とくに外箱が汚れているということもなく、どのへんがアウトレットなのかは不明。

　雅本体の同梱品はバッテリーと充電器とUSBケーブル。
　バッテリー容量は2,200mAhです。ずーっとTwitterに貼り付いていたり(ずっと画面がONになっていたり)、ゲームのような負荷の高いアプリを使ったりしなければ1日は持ちます。一方、ポケGOすると1分あたり1%の早さでバッテリーが減っていきます。

　バックカバーはペラペラのプラスチックなので、取り外し時に割れたりしないかちょっと心配になります。SIMやSDカードを頻繁に入れ替えたりするのでなければ、問題ないとは思うのですが。
　使ってるSIMが「FREETEL SIM」ならSIMを刺すだけですぐに使い始められます。SIMは2枚差せるようになっていますが、日本ではどちらかひとつしか使えません。

　画面サイズは5.0inch(1280×720, HD)で、最近の機種としては普通。CPUはMT6735 Quad core1.3GHz、RAMは2GB、ROMは32GBとなっております。エントリーモデルとしてはややROM多め。

1ヶ月ばかり使ってみた感想

容赦なく鳴る起動音

　起動時には(たとえ音量を消音していたとしても)毎回最大音量で「ｳﾕｳｰｳｩｳｩｳｩｳｩｳｩ……ｯｺｰﾝ」と鳴るぞ！　静かな場所で電源入れるときも容赦なく鳴るのでまじで恥ずかしいぞ！　本体側面左下にある穴がスピーカーなので、起動するときはここを指で塞ぐんだ！

レスポンスは悪くない

　発売当初はタッチパネルの反応が鈍いとかカクつくとかいう不具合があったようですが、その後、何回かのアップデートを重ねたことによって、それらの不具合はだいぶ解消された模様です。
　でも、充電しながら使っているときにスクロールがカクつくことはたまにあります。

インジケータランプがない

　充電中や着信のときに光るインジケータランプがありません。インジケータのあるスマホに慣れた自分にはこれがビミョーに不便。

USB端子の作りがゆるい

　これは個体差なのかすべてがそうなのかわかりませんが、USB端子の作りがゆるいです。USBを差し込むときにやたら差し込むのがきつかったり、かと思えば、本体を持ち上げたとき拍子にするっとUSBが抜けたりします。充電中は特に注意が必要。インジケータランプがないのでぱっと見ではちゃんと充電されてるのかどうかわかりません。

ポケモンGOはできる

　一応、ポケGOはプレイできます。ただし、ARモードには非対応。また、向いてる方角に会わせてマップを自動的に回転させる機能は死んでおり、バッテリーセーバーも効きません。
　ARモード非対応機種はみんなそうなのかと思いきや、センサー関係はほぼ同じ構成の「Priori 3S」ではちゃんと進行方向を認識してるし、バッテリーセーバーも機能してる謎。
　電子コンパスが死んでることも疑いましたが、ほかのアプリではちゃんと機能してるので、ポケGOではなんかそのへんの処理の仕方が違うのかも？

カメラのサンプル

　カメラは可もなく不可もなく。13Mピクセルの割には画質がちょっと雑な気もします。特に室内など暗い場所で撮影した写真は粒状感が目立ちます。スナップ程度なら問題ありませんが、ちょっとこだわりのある人はつらい思いをすることになります。

　晴れの日の写真は比較的キレイに撮れます。

　室内では青く写る傾向があるようです。手動でホワイトバランスを調整するか、画像編集アプリで色温度を調整するとマシになります。

　毛の1本1本までよく写っています。ピントが合ってるところはちゃんと写るけれど、一方で、ピントが合ってない部分は粒状感が強くなる傾向があるみたいです。

値段を考えればこんなもの

　不満ばかりあげつらったカタチになりましたが、意外とこれで満足してるオレがいる。ネットもメールもTwitterもできますし、オルサガもできる。その上なんと(完全ではないけれど)ポケGOもできちゃう！　これで13,800円なんだから激安というしかない。
　これが定価の19,800円だったら……インジケータランプつけて欲しい……かな。あと、もうちょっとバッテリ容量欲しい……かな。写真は、ちゃんとしたのが欲しいときは一眼使うのでこれで十分。

日本品質とは

　これは雅に限った話ではなく、FREETELの製品全般に言えるのですが、「日本品質」をうたうわりにタッチパネルの精度がイマイチとか(FREETEL製品は全般にタッチパネルに問題を抱えてることが多い)、GPSがズレまくるとか(Priori3Sはリコールレベル)、基本的な部分の詰めの甘さが目立つので、そのあたりちゃんとして欲しいです。まあ、それ求めるならXperiaでも買っとけって話ですね。そうですね。