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パチ組み派のオレが本気でガンプラ「HGUCズゴック」を作ってみた – 第2回 合わせ目消し

HGUC ズゴック

 いい大人が本気でガンプラを作るシリーズの第2回。今回は合わせ目を消します。

 「合わせ目消し」とはその名の通り、パーツとパーツの合わせ目を消し去る技です。
 プラモデルの接着剤はプラスチックを溶かすことでパーツをくっつけます。これを利用することで、パーツの合わせ目を消し去り、まるで一体成形したかのように見せることが出来るのです。

合わせ目消しのやり方

 というわけで、合わせ目消しをしていきます。

HGUC ズゴック

 まずは合わせ目消しをするパーツをばらします。

HGUC ズゴック

 消したい合わせ目のところに、表面張力で盛り上がってるのが分かるくらいプラモデル用の接着剤をのせます。接着剤は両面に乗せます。
 1回接着剤を塗ったら1分くらい待ち、さらに接着剤をのせる、というのを2、3回繰り返すと良いです。

HGUC ズゴック

 パーツをあわせてぐっと押さえます。のせた接着剤がむにゅっとはみ出ますが(というかはみ出すことが大事)、これは拭き取ったりせず、そのまま乾かします。パーツが離れて隙間が空いてしまうような場合はクランプで挟むなどして固定しましょう。

HGUC ズゴック

 接着剤を乾かすため、この状態で1日以上放置します。時間に余裕があるなら1週間くらい放置するとカンペキです。

HGUC ズゴック

 接着剤をしっかり乾かしたら、はみ出たところを削り取ります。

 最初はデザインカッターで粗く削ります。パーツの面に対してデザインカッターを垂直にあて、刃先をこするようにするとうすーく表面を削りとることが出来ます。

 デザインカッターで大まかに処理した後は、紙ヤスリをかけます。ヤスリ掛けはゲート処理の時と同じ手順で、400番、600番、800番、1,000番の順にヤスリ掛けをします。お好みでコンパウンドで磨いてください。

HGUC ズゴック
左がヤスリ掛け前のもの。右がヤスリがけしてコンパウンドで磨いたもの。

 これを合わせ目のあるパーツ全てに対して行います。処理後はぱっと見では分からないくらい合わせ目が消えます。

HGUC ズゴック
処理前。腕に合わせ目があります。
HGUC ズゴック
処理後。腕にあった合わせ目が消えています。よく見ると分かりますが、ぱっと見ではほとんどわかりません。

次回は「墨入れ」

HGUC ズゴック

 合わせ目消しは、乾燥時間こそかかりますが、作業自体は意外と簡単。それでいて、ガンプラの完成度をぐっとあげることができる手間対効果の非常に高いテクです。
 なにより、ヤスリがけしたあとに合わせ目のないパーツが現れる瞬間は感動ものなのであります。

 というわけで、次回は最終回。「墨入れ」をして完成です!

ガンプラ

ガンプラ HGUC 1/144 MSM-07S シャア・アズナブル専用 ズゴック (機動戦士ガンダム)

  • メーカー:BANDAI SPIRITS(バンダイ スピリッツ)
  • カテゴリ:おもちゃ&ホビー

タミヤ(TAMIYA) タミヤセメント(角びん) 87003-000

  • メーカー:タミヤ(TAMIYA)
  • カテゴリ:Tools & Hardware

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