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新川河口排水機場の排水ポンプ羽根車の据え付け工事を見に行ってみた – 羽根車の公開

新川河口排水機場

 オリエンテーションを終えて再び玄関前に集合。いよいよ排水ポンプ羽根車とご対面です。

 玄関に出て、職員のおじちゃんたちに導かれて立ち入り禁止のその先へ。

新川河口排水機場

 写真右側に横たわっている緑色の半円の物体は羽根車を覆う「ケーシング」の一部。

新川河口排水機場

 そして、これがウワサの羽根車だ! 口径は4,200mm。想像していたよりも軸の部分が太くてずんぐりした印象。この時点では2枚羽根になっていますが、実際に据え付けられる時にはもう2枚羽根が取り付けられて、4枚羽根になります。

新川河口排水機場

 こちらがその取り付けられる前の残りの2枚の羽根。触ってみた! 金属だった!

新川河口排水機場

 スクリューに貼ってあった組み立て断面図。これによると、どうもこの羽根車は羽根の角度を動的に変えることが出来るっぽい? そのために軸がなんだか太いんですね。

工事の手順

 と、ここで工事の手順のすっごい大まかな説明を。細かいところは間違ってるかもしれませんが、許してね。

 まず、「排水ポンプ」は主に「羽根車」と「ケーシング」の2つの部品からなっています。
 イメージとしては、「羽根車」を「ケーシング」が覆っていて、「ケーシング」のまわりを「コンクリート」で固めているという感じです。

 排水ポンプを交換するには、まず、古い羽根車とケーシングを撤去します。ケーシングをがっちり固定しているコンクリートはワイヤーソーで適当な大きさに切り分けて撤去するそうです(コンクリートを氷でも切るかのように切り分けてしまうワイヤーソー、気になります)。

 羽根車とケーシングの撤去が済んだら、今度はその空いた空間に新しいケーシングを入れてコンクリートで固めます(羽根車を入れる部分は開けてあります)。最後に羽根車を組み込んで交換は完了です。

新川河口排水機場

 上の写真は羽根車を組み込む前まで作業が完了している状態。青い軸がある部分に羽根車が組み込まれます。その芯ズレの誤差は0.05mm以下。4mもあるでかい羽根車なのに髪の毛一本の誤差も許されないとか、正気なのか!

新川河口排水機場

 というわけで、これがたぶん、最初で最後となるであろう羽根車との対面。たしかに大きい羽根ではあるけれども、越後平野の水を海に流すというビッグな仕事をしている割には羽根が小さい感じがしました。4枚の羽根を全て装着した状態で見るとまた印象が違うのかもしれません。

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