※弊社記事はたぶんにPRが含まれますので
話半分で受け取ってください。

佐渡を離れ本州に渡ったトキの共通点

 まさか日本海を渡って本州に来るとは思わなかったトキ。ついに3羽が本州へ。
 2羽目が渡った時にこれは共通点があるのではないのかと思っていたのですが、3羽目にて確信。その共通点とは!?

 平成20(2009)年11月8日に1羽目(個体No3 メス)が本州に飛来、関川村で確認。平成21(2009)年3月3日に2羽目(個体No7 メス)は胎内市にて確認、同年3月10日に3羽目(個体No13 メス)が村上市にて確認されました。
 全部メス!というのも共通点ですが、実はもうひとつ大きな共通点が。

 今回放鳥されたトキの背中にはGPSデータの送信機(アンテナ)が付けられているのは知られていると思います。この送信機は全てのトキに付けられていたわけではなく10羽のうち、6羽に付けられました。

放鳥されたトキ識別情報 送信機

個体番号送信機
No.01 オスあり
No.03 メスなし
No.04 メスあり
No.06 オスあり
No.07 メスなし
No.09 オスあり
No.10 オスあり
No.11 オスあり
No.13 メスなし
No.15 メス(死亡)なし

 本州に渡ったのはNo.3、No.7、No.13の3羽。全て送信機の付いていないトキなのです。(同じく送信機の付いていないNo.15のトキは残念ながら死亡。)
 佐渡に残っているときはみんな送信機の付いているトキ。今までの傾向から考えて、もう本州に渡るトキはいないのではと予想。

 でもいつも想像以上の行動力を見せてくれるトキ。これからも本州へ渡るトキが出るかもしれません。

3/16追記
 そういえばオスには全て送信機を付けたのですね。送信機がついていなかったのはメスのみ。つがいになることが前提だったから?

3/29追記
 あ。送信機付きのトキが本州に渡りましたー。。

関連リンク

関連する記事