意外と使える？　ちょっとアヤシイ激安カメラホルダーを買ってみた

　Amazonで売られていた激安カメラホルダーを買ってみました。

　トレッキングなどでカメラを首から下げて歩くのは首にじわじわくるものがあります。そこで「チョークバッグみたいに腰にぶら下げるタイプのカメラホルダーってないんだろうか？」と思って検索してみたところ、同じような事を考える人はいるもので、いくつか似たような製品が出てきました。気になるお値段はおおむね1万円前後。

　ところが！　そんな中、890円という激安ホルダーを発見。商品説明の日本語はちょっと難しい中国からの出品と分かる。
　レビューを見ると、「使えなかった」とかそもそも「届かなかった」とかいうレビューがある一方で、値段の割に良かったというレビューもあり、賛否両論(やや否寄り)という感じ。

　使えても使えなくてもネタになるだろう、ということで買ってみました。届かなくても、まあ、890円なので宝くじをハズしたと思えば……

とりあえず届いた

　ものは注文から10日くらいで届きました。発送元はやはり中国のようです。送料考えたら、取り分ほとんどないんじゃないか、といらない心配をしてみたり。

　「Camera Belt Button」というのが商品名の模様。箱は中古品かと思うくらいぐずぐずです。保管状態によるものなのか、輸送の過程によるものなのか……

　中身は本体と六角レンチのみ。箱のグズグズ加減に反して中身はキレイ。つくりも意外としっかりしています。
　六角レンチはカメラにピンを取り付けるときに使用します。すぐなくしちゃいそうな予感しかしませんが、ホームセンターなどに行けば同じような六角レンチが手に入るのであまり神経質にならなくても大丈夫です。なんならただの金属の棒でもいけます。

　使い方はパッケージの後ろに書いてあります(というか、取説のたぐいはこれしかない)。曰く、

ピンを取り付ける
ベルトにホルダーを取り付ける
カメラをホルダーに取り付ける

　これだけです。とてもカンタン。

実際に外で使ってみた

　最近、ベルトのない(というかベルトがセットになっている)ズボンしか履いてないので、ホルダーを取り付けるベルトがない！　というわけで、百均でホルダー用にベルトを調達しました。

　カメラをぶら下げてみたところ。一眼の場合はレンズが後ろを向くようにすると安定します。

　ホルダー横にあるレバーを引き上げるとロックが外れ、カメラが取り外せるようになっています。レバー部分の作りはちょっと甘いかな？　という感じ。

　実際に2時間くらい使いながら歩いてみましたが、まだ壊れる気配はなさそうです。歩く分には特別邪魔に感じる事もありませんでした。首にぶら下げて歩くよりはかなりラクです。
　ただ、レンズが下向きになるため、ズームレンズだと歩いている間にレンズが目一杯伸び切っちゃったりします。ズームロックは忘れずに。

　あと、三脚ねじ穴にネジこんだピンだけでカメラを保持してるのがちょっと心配ではあります。使ってるうちにピンが緩んで落下する可能性が無きにしも非ずなので、ちょいちょいピンがちゃんと締まってるか確認したり、確実に使わないという時はバッグにしまったりする事をお奨めします。命綱みたいな感じで、ハーネスをつないでおくといいかもしれない。

モノ自体は使える

　個人的にはこの、中国らしき出品者の商品が今アツイです。
　配送が遅い(というかそもそも配送されない)、商品が初期不良で使いものにならない、といったハズレを引くリスクはありますが、その一方で当たりを引くと「これは安すぎだろ！」というモノを手にする事が出来ます。個人的には500円でお釣りがくるカメラストラップもおすすめだぞ！