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新潟県立歴史博物館で開催されたWeb特別見学会に行ってみた

Date 2014/07/29 22:07  Modified date 2016/05/10 Author Yutaka  Tags 企画展 新潟県立歴史博物館 行ってみた
Web特別見学会 - 歌麿とその時代

 今回、新潟県立歴史博物館で初めて開催された「Web特別見学会」に行って参りました。

 「Web特別見学会」とは、簡単にいうとブロガー向けの見学会です。ブロガーだけでなく、Facebookをしてる人やツイ廃の方でもおk。
 作品の解説もしてもらえ、特別に写真撮影も許可! その上、記念グッズももらえるという、イタレリツクセリのイベントです。しかも無料。
 その代わり、ネットでレビュー書いて少しでも入館者数に貢献する必要があります。ただより高いものはないんだぜ!

Web特別見学会

Web特別見学会 - 歌麿とその時代
閉館後の博物館というのもまた趣深い。

 Web特別見学会は、歴博閉館後の17:30からスタート。

Web特別見学会 - 歌麿とその時代
作品解説をしてくれた学芸員さん(写真左)と歌麿鑑賞中のイコロ関根(中央)、フランシスコ・ムニエル氏(写真右)。

 募集定員は50名でしたが、当日の参加者はicoroズを含めて5名でした。まあ、最初なのでこんなものでしょうか。もっとも、50名もいたらちょっとした騒ぎになるので、むしろこれくらいの人数の方がゆっくり鑑賞出来て良いかも。

Web特別見学会 - 歌麿とその時代
おっさんばっかになるかと思いきや、意外と女子割合高かった。

 作品に関する質問が気軽に出来たり、企画展に関する裏話などが聞けるのは良いですね。
 内覧会では写真撮影のために解説をじっくり聞くことが出来ない関根も、今回はじっくり話が聞けて喜んでおりました。(ちなみに、岡本は内覧会の時に中右氏直々の解説をしっかり聞いていたので、今回は写真撮影を担当。)

中右瑛氏推薦イラスト

 今回の企画展では「時代を超えたポップカルチャーの競演」ということで、JAM(日本アニメ・マンガ専門学校)の生徒が浮世絵をモチーフにして描いた作品も展示されています。そんな中でも中右瑛氏お気に入りの作品を教えていただきました。

 というわけで、中右瑛氏が選んだイラスト Top3をご紹介。

Web特別見学会 - 歌麿とその時代

 1つ目はキャラクターデザイン科の渡邊菜月さんの作品。礫川亭永理の「権八 小紫」がモチーフとなっています。

Web特別見学会 - 歌麿とその時代

 2つ目はマンガクリエイト科の渡部美樹さんの作品。勝川春英の「四世岩井半四郎 大和屋杜若」がモチーフ。中右氏曰く、「手が良い」とのことです。

Web特別見学会 - 歌麿とその時代

 そして、中右氏イチオシの作品がこちら!
 ビジュアルデザイン研究科コミックイラストコースの内藤沙織さんの作品。喜多川歌麿の「娘日時計 巳ノ刻」がモチーフ。齢80歳にしてこの作品をチョイスするセンスはさすがといわざるをえない!

夜のミュージアムショップ

Web特別見学会 - 歌麿とその時代

 なんと閉館後にもかかわらず、見学会が終わるまでミュージアムショップも開けていてくれました。そうまでされたらなんぞ買わないわけにはいかないぜ、と言うことで関根が前々から気になっていた「勾玉作りセット」を購入してました(う、浮世絵関係ねー)。あと、資料用に浮世絵の絵葉書を何枚か。

Web特別見学会 - 歌麿とその時代
浮世絵の絵葉書と勾玉作りセットを購入。

 浮世絵の絵葉書を見て、永谷園のお茶漬けに入っていた浮世絵のカードを思い出しました。あれ、またやってくれないかな。ちなみにあの浮世絵カードは検品済みを表すカードでした。これまめな。

歌麿展記念グッズ

Web特別見学会 - 歌麿とその時代

 参加者には歌麿展記念グッズのプレゼントもありました。招待券まで入ってるなんて、太っ腹しゅぎるぅぅぅうぅう!

次回開催も期待しています!

Web特別見学会 - 歌麿とその時代

 Web特別見学会は今後も年に一回くらいは開催したいとのこと。参加する側としては、出来たら企画展ごとに開催して欲しいくらいなのですが、開催に当たってはクリアすべき課題も多いので、前例を作りながら積み上げていく段階といったところでしょうか。

 今回は展示品のほとんど(というか、136点中135点)が中右コレクションであったこと、そして、企画展の監修者から見学会について理解が得られたことで、開催することが出来たそうです。

試す価値のある方法

 若い人が新聞やテレビを見なくなっているという中で、ブロガー向けの見学会というのは、広報の方法として試す価値のあるやり方なのかもしれないと思いました。かくいう私も新聞はテレビ欄しかチェックしていなくてね。

 一般的に言って、企画展に興味がある人の友達は、同じく企画展に興味がある人である可能性が非常に高いです。類友というやつです。
 そこで、今回のように、企画展に興味があるという人を招待してネットで記事を書いてもらったり、TwitterやFacebookに投稿してもらえば、効率よく企画展に興味があるであろう人にリーチすると考えられます。

費用対効果

 費用の面で考えると、仮に50名を無料招待した場合、単純に考えて入館料として得られるハズだった36,000円(720円/人)を捨てることになります。(実際には無料だから行くという人もいると思うので、もう少し少なくなると思います)。

 予算36,000円だと、新聞折込チラシの場合、チラシの印刷代 + 折込料金でだいたい3,000枚くらいでしょうか。

 一方、招待した50人にネットで投稿させた場合、1人の投稿が100人くらいにリーチするとすると全部で5,000人くらい(TwitterでもFacebookでもだいたい100人前後くらいはつながっていると思うので)。知り合いがかぶってることもあるので、実際にはもう少し少なくなるかも。

 その上で、前述のように「見学会の参加者は来館の可能性がより高い人にリーチすることが出来る」のであれば、見学会の方がチラシよりもやや費用対効果が高い、と考えられる、かも。
 また、よりフォロワー数やブログのPV数が大きい人を見学会に招待することができれば、さらに効果を高めることが出来るので、伸びしろは大きいと思います。

なにげに責任重大

 展示の魅力を伝えるためには、そもそも展示自体に魅力があるということが大前提です。そこは博物館にがんばってもらうしかありません。次回も期待しています。

 一方で、見学会に招待してもらった側は、その魅力を広く伝え、実際に企画展へ足を向けさせる必要があります。魅力を伝えることも足を向けさせることも出来なければ、見学会をやる意味がないので。「なんかあんま効果ないっぽいし、やっぱ止めるわ」となっても文句言えない!

 つまり、この取組を次につなげていくためには、博物館側だけではなく、招待してもらった我々もがんばらないといけないということになります。これはなかなか難しい課題であり、なにげに責任重大だぜ。

 やはり、タダより高いものはない!

他の参加者の記事

参考

歌麿とその時代―黄金期の浮世絵 美人画と役者絵

  • 出版社:青月社 ( 2013-05 )
  • 大型本:135 ページ
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