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死亡推定時刻を割り出す方法をまとめてみた

Date 2014/02/14 21:07  Modified date 2015/06/01 Author Yutaka  Tags
青酸カリAA

 サスペンスドラマやアニメを見ていると出てくる「死亡推定時刻」。どのような目安で推定できるのかまとめてみました。これで突然の殺人事件に遭遇しても安心です。

 というわけで、いきなりまとめ。画像はないので安心してご覧下さい。また、環境や体型などによって時間は前後するのでだいたいの目安として考えてください。

48時間まで体温の低下
2時間死後硬直が始まる(顎関節から)
死斑が生じる
8時間〜12時間死後硬直がピーク
死斑がピーク
12時間角膜が混濁
1日〜2日下腹部が腐敗により変色
2日〜4日死後硬直が解ける
腐敗網(血管に沿って出る網状の変色)が生じる
数ヶ月〜1年白骨化

死体現象の解説

 死体に生じる変化は「早期死体現象」と「晩期死体現象」に分けられます。「早期死体現象」は死斑、死体硬直、死体温、乾燥など。「晩期死体現象」は自家融解、腐敗などを言います。

死斑

 「死斑」は血液が重力によって死体の下面に貯まる現象のこと。死後2時間ほどで現れ、8時間から12時間でピークに達します。

 死後4、5時間以内であれば、体位を変えるとそれに伴って死斑も移動します。
 それ以降だと、最初に死斑があった場所に跡が残るため、結果、最初に死斑があった場所と体を動かしたことにより新たに生じた死斑両方が現れます。(両側性死斑)

 死斑の色によって死因の推定も出来ます。代表的なものは以下の通り。

  • 暗紫赤色:一般的な死斑の色
  • 鮮紅色:一酸化炭素中毒
  • 鮮赤色:寒冷曝露、青酸中毒
  • 緑褐色:硫化水素、腐敗

死体硬直(死後硬直)

 「死体硬直」は死後、時間の経過とともに関節が固定される現象です。死後2、3時間で始まり、8時間から12時間でピークを迎え、その後24時間から30時間持続します。硬直が解けるには夏場で2日、冬場で4日くらいかかります。

 死体硬直は顎関節から大関節、末梢関節と進みます。また、老人や子供は進行が遅く、激しい運動をした直後や高温環境下だと進行が早い傾向があります。

死体温

 死後、室温であれば、体温は1時間に0.5℃から1℃前後低下します。ただし、直線的に低下するのではなく、シグモイド曲線を描きます(最初と最後に近い付近は緩やかな傾斜で中間が急な傾斜になる曲線)。

 実際に死亡推定時刻を割り出す際は、直腸温を測定して、既存のデータと照らし合わせるようです。死体温はわりとメジャーな推定方法らしいので、直腸温が測れる体温計の携帯が望まれます。

角膜の混濁

 死後、角膜が乾燥することで白く濁っていきます。夏場は1日くらいで混濁するようです。

死亡推定時刻には個人差があります

 死亡推定時刻の調べ方を調べ始めたら、ものによって時間が違ったり、はっきりと書いてなかったりして、何を信じて良いのか分からなくなりました。まあ、変化の進行具合は環境や体型なんかで変わるので、「だいたいこれくらい? かも?」という感じなのかもdeath。

 それでもだいたいの時間が推定できそうなので、警察がなかなか来られない絶海の孤島や辺境の地で殺人事件に遭遇したら是非この知識をご活用下さい。

参考

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  • 単行本(ソフトカバー):592 ページ

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  • 著者/訳者:青山 剛昌
  • 出版社:小学館 ( 1995-12-01 )
  • コミック:176 ページ
  • 定価:¥ 463
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