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長岡発、僧職系パーティー「てらぱ!vol.2」に行ってきた

こんにちわ。フリーランス仏像愛好家です。

一般にはあまり馴染みがないかもしれませんが、ここ数年、寺カルチャーの世界ではお寺を舞台に様々なイベントが開催されています。

東京では、暗闇ごはんと称して真っ暗闇の中、顔の見えない相手と食事をするというイベントが話題を呼んでいます。お寺という非日常の空間の中、視界を奪われた状態で食事をすることで、感覚が研ぎ澄まされ想像力も刺激されるのだとか。

我らが新潟でも、早朝のお寺に集まりお勤めをしたあとにみんなでお粥をいただくという新発田の「アサテラの会」、新潟市ではお寺を舞台にした音楽会の「寺宵」、エコをテーマにしたキャンドルナイトの小千谷市「極楽パンチ」などが定期的に開催されています。
また、上越市の浄興寺ではミュージシャンのcobaがお寺の本堂でライブを開催したのも記憶に新しいところ。

そんな中、長岡市でもお寺イベントが開催されるとのことで、仏像愛好家らしい顔をしてノコノコと出かけてきました。

場所は関原町の願興寺。
お酒が飲めるというのでバスに乗り込みましたが、曲がってほしい交差点を曲がってくれないし、真っ暗な知らない道走るし、バス怖い。
なんとかたどり着いたお寺は、GoogleMAPで見たところ非常に広い敷地の大きなお寺でした。
(現実を見て生きていない)

看板にしたがい本堂に向かいます。雪国のお寺には定番の冬囲いが良い雰囲気を醸しだしていました。
この雪囲い、雪が積もるとトンネルを抜けて別世界にワープするみたいで楽しいんですよね。好きなんです。

「入り口」と貼り紙がしてありましたので、本堂の扉を開けます。たのもー!
私はしょっちゅうこのテの扉を開けているのでさほど気になりませんでしたが、一般的にはこれを開けるのは勇気がいるかもしれませんね。ちょっと敷居が高い。
高級ブランドのお店と同じで、中が見えないことから一見さんお断りな心理を感じてしまうかもしれません。

中に入ると正面のスクリーンにはイベントのキービジュアルとなるアフロさんが映し出されていました。
受付で伺ったところイベントは既に始まっていて、若手ご住職による読経が終わり、現在は主催者である草間氏がご本尊の前でイベントの主旨を説明されているとのこと。

長岡発、僧職系パーティー!
「お坊さん主催のパーティーをやろう!」
そんな、飲み会の席での一言から始まった『てらぱ!』。
言うまでもなく、お寺というのは「教えを聞く場所」。
だからこそ、一人でも多くの人が集まれるように、広い本堂が必要だった。
しかし、一方で地方においては、お寺というのは「交流の場所」。
人と人とが「出会う」場所であったのではないだろうか。
この『てらぱ!』というものもそんな場所であって欲しい。
会話に花を咲かせるもよし、素敵な音楽に酔いしれるもよし。
皆様にとって『てらぱ!』というものが「よきひと」との出会いの場となることを願って。
合掌。
『てらぱ!』フライヤーより

バスが俺の思い通りのコースを走ってくれないんで、多少遅刻しました。
くそうくそう。若手ご住職の読経聴きたかったぞ。

草間氏のお話が終わると、本堂から別室に場所を変えて『てらぱ!』が始まりました。

若手住職の集まりから始まったイベントなので、参加者の多くがお寺さん関係者だったようですが、お友達同士で来た若い女子もいらっしゃいました。

お寺として児童養護施設を作りたいと臨床心理士の資格をとったというご住職や、「いやーパチンコ好きなんスけど、店で門徒さんに会うと空気が微妙なんですよー(26歳:僧侶)」といった迷える僧侶まで。

どの住職もマジでイケメン揃いだったんで、俺の存在感が希薄になって困ります。

お酒を飲みながらわいわい喋り、トランプやゲームなどを楽しみました。
場の雰囲気を簡単にあらわすならば、お寺を舞台にした宅飲みっつーか、SNS的飲み会のような空気。知らないもの同士が、なんかしらのキーワードで繋がって、その空気を共有しているような感じでした。お寺さんは話のコントロールも上手なので、場は終始盛り上がりとても賑やかでした。

そういえば、麻雀もしていましたね。写真を撮ったときには気づきませんでしたが、...おや?タンヤオのみですか?

途中、部屋を抜け焼酎のお湯割りを片手にご本尊の前に座ってみました。
薄暗い本堂で阿弥陀さんが光りに照らされて浮かび上がり、少し離れたところからはノリのいいロックが流れてきます。

サイコーな気分でした。

次回開催は、2013年春を予定しているそうです。次回も楽しいイベントをになってほしいですね。

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