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今巷で話題のアグリノートを作ったwater-cell株式会社の仕事を邪魔してきてみた

Date 2012/04/04 16:34  Modified date 2016/05/10 Author Yutaka  Tags Android web service スマホ 朱鷺メッセ 行ってみた 見学

 道を車で走っているとそぞろにビニルハウスの手入れをしたりしている風景が見られる今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか。
 今回は、昨年末にwater-cell(ウォーターセル)を訪問した時の様子も交えつつ、アグリノートの紹介もしつつ、とても中途半端なテイストで進行していきたいと思います。

water-cell見学会

 実はアグリノート作ってるwater-cellのなかのひととお友達のicoroです。こんにちは。water-cellにいるロシア人が今どうしているのか気になっちゃった感じなので、ロシア人の生存確認がてら、water-cellのオフィスに遊びに行ってみることにしてみたのでした。

water-cell見学会
water-cellの代表取締役である長井啓友さん。実はタメだと言うことを知ったのは最近のことだったり(ずっと年下だと思っていた)。2008年にIPA情報処理推進機構の「未踏スーパークリエータ」というのに認定されています。(ハイパーメディアクリエイタみたいだとか思ったヤツ、歯食いしばれ。)
water-cell見学会
前に座っているのが、取締役の中川幸哉さん a.k.a. なかざん。日本Androidの会新潟支部長でもあります。昨年、「はじめる!Corona SDK」という電子書籍を出しました。
 そんななかざんの後ろにいるのは元ベラルーシ人の愛すべきロシア人、Mazhulin Denis(マジュリン・デニス)。icoroズはデニスがツボです。日本語がペラペラなので、英語がへろへろなicoroズも安心。そして、お父さんがすげーカッコイイ。

 そんな、water-cellのオフィスがあるのは朱鷺メッセの中にあるNICO(にいがた産業創造機構)の創業準備オフィスです。朱鷺メッセ内ということもあり、ある程度は覚悟していたのですが、扉の向こうにあったのはその想像のはるか上空をゆく、とんだ勝ち組オフィスでした。

water-cell見学会
water-cellのオフィスは朱鷺メッセの万代島ビル11階の角部屋。晴れていれば佐渡島と粟島の両方が望めちゃったりするらしいです。これで家賃は5万円ほど。ただし、「創業準備オフィス」なので1年の期限付きとなっております。
water-cell見学会
こちらは同じフロアにある1名用ブース。外は見えませんが、賃料は月4,500円と格安です。このほかに2名用のオフィス(26,000円/月)もあります。創業を考えている方、創業して間もない方、いかがですか。
water-cell見学会
佐渡汽船の甲板に立つ自然素材の伝道師も狙撃出来そうな抜群のロケーションです。

 世間はそろそろ仕事納め、という時期だったので、お菓子食べて、バリスタいじりたいがためにコーヒー飲んで、お菓子食べて、NICOのエライ人であり、どうやらwater-cellの黒幕でもあるらしい星野雅博さんがなぜかふらりと現れて喋り倒し、デニスにハーベストをあげて次々と消えていくのを観察するという、実に年末らしい、かなりまったりとした見学会でした。

water-cell見学会
左から藤原(FUCO代表取締役)、デニス(water-cellのマスコット)、なかざん(water-cell取締役)、星野(NICO 情報戦略プロジェクトマネージャー)、長井(water-cell代表取締役)、岡本(icoro取締役)(敬称略)。なにげに役員ばっか。
 なんとなくみんなぼーっとしてるように見えるのは、たまたまそういう場面だったというだけで、星野さんの話を聞き疲れているとかそういうんじゃないから! 全然無いから!

アグリノートって何よ?

water-cell見学会

 icoroズ的にはデニスに会えたことでもうここに来た目的は達成されたのですが、せっかくwater-cellに来たら、これも取り上げないわけには行くまい。というわけで、アグリノートの話。
 もちろん、鈴木亜久里の全てが分かるムック本ではありません(それはそれで来年のエイプリルフールあたりにリリースしてもらいたくもある)。
 「アグリノート」の「アグリ」は、”agriculture”、つまり「農業」から来ています。

 畑はただ農作物を植えれば良いというものではありません。
 たとえば、家庭菜園レベルでも連作障害を防ぐために、いつ、何の野菜を畑のどこに植えたのかと言った情報を記録しておく必要があります。畑仕事をしているじいちゃんばあちゃんの日記にそういった農作業の記録が書かれているのを見たことがある、と言う人もいるのではないでしょうか。
 農家であれば、コスト管理や食品のトレーサビリティとかいうものを意識して、使用した農薬や肥料の量や時期なども管理する必要が当然出て来るでしょう。

 この農地の管理・記録にかかる労力をITのチカラで軽減し、さらに新たな価値を提供出来るようにしようというのが、water-cellの開発している「アグリノート」です。

アグリノート
アグリノート

 大まかな使い方としては、作る作物を設定して、地図で自分の圃場(農地)を探して登録し、日々たんたんと作業記録をつけていくだけ。圃場毎の作業記録やなんの農薬をいつどれだけ使用したのか、といったまとめ作業はシステムで勝手にやってくれます。
 作業項目や肥料・農薬名などは、一覧から選択するだけで記録出来るようになっているので、スマホが使える人ならば割と直感的に使えるシステムになってるんじゃないかと思います。

water-cell見学会

 また、「アグリノート」はPCだけでなく、この頃流行りのスマートフォン、画面のおっきなタブレットにも対応しているので、作業したら現場ですぐに作業記録をつけることも出来ます。「あとで……」なんて思いながら忘れちゃうのは人の性ですので。

water-cell見学会
最近いろいろ出始めたタブレット端末でも使うことが出来ます。ハーベストを食べながら作業記録をつける夕方。

 これ、農家はもちろんですが、趣味で畑やってる人でも使ってみたいっていう人は多そうな予感。

 「でも、お高いんでしょう?」

 いえいえ奥様、これだけの機能をもったアグリノート、利用料は3人分のアカウントが付いて年間19,800円……のところ、今なら、今年の11/30(金)まで無料で使用することが出来ます!

 農業を生業としている人にとって、これで全ての記録をつけることが出来るのなら安いんじゃないでしょうか。管理してる圃場が多ければ多いほど、あずかる恩恵も大きいと思います。
 一方で、個人レベルだとそんなにたくさん圃場もないし、厳密な農薬・肥料の管理も必要ないと思うので、ちょっと高いかなぁ、と言う感じ。
 ただ、「家庭菜園レベルの人たちのために機能限定版を低価格、もしくは無料で提供するのもアリかもしれない」というような話も出ていたので、もしかしたら、今後そういうバージョンも出して来るかも? 家庭菜園istも今後のwater-cellの動きから目が離せません。

 すげーざっくりと紹介しましたが、このほかにも生育記録がとれたり、トレーサビリティに対応したり、SNSがあったりと、農業をしていく上であると便利そうな機能があります。
 しかも、アグリノートはまだまだ発展途上。アメダスのデータとリンクして自動的に天候の記録をとったり、めんどくさい書類作成の作業を自動化したり、これからも多くの機能が追加されていく予定です。
 実際ところアグリノートがどれくらい使えるものなのか、農業始めて試したくなるぜ。

と言う感じ

water-cell見学会
夜のエスプラナード。年末年始ということもあってかイルミネーションで飾られていました。

 すげー内輪ネタですけれども。と注釈を入れておきますけれども。

 water-cellのシャチョサンしてる長井くん。FUCOで取締役をしてた頃からの顔見知りなのですが、サシで話をしたことがないので(そもそも藤原がよく喋るのでサシで話をするような環境でもなかった)、ぶっちゃけ、「静かでマジメっぽいなんとかクリエイタの新大生」くらいの印象ですた。
 そんな長井くんがFUCOから出て自分で会社を興すと聞いた時はちょっと「大丈夫なんだろか?」と思ったりもしたのですが、その結果、なかざんやデニスみたいなこゆいメンバーもゲット出来て(デニスももともとはFUCOでバイトしてた)、なんかちょっと世の中の役に立ちそげなサービス作りあげてるのを見ると、FUCOを出て正解だったカモメ。
 もひとつ、今回water-cellに遊びに行って分かったのは、長井くんが静かなのではなく、FUCOの藤原が喋り過ぎなだけなんだと言うことでした。あの後、みんなで飯食った後に寄ったスタバでの藤原無双は、まー、アレだったね! こういう人が年取ると星野さんみたいになるんだなって思ったね! icoroズとデニスはすでにおねむで早く帰って眠りたかったよパトラッシュ。

参考

鈴木亜久里の挫折―F1チーム破綻の真実 (文春文庫)

  • 著者/訳者:赤井 邦彦
  • 出版社:文藝春秋 ( 2008-10-10 )
  • 文庫:237 ページ
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