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新潟県立自然科学館で開催中の「ドラえもんの科学みらい展」に行ってみた

 3/19(土)にファーストライトを迎えた新潟県立自然科学館のプラネタリウム。その内覧会に招待されていったところ、「ドラえもんの科学みらい展」も見られるとのことだったので、ついでに見てきました。

新潟県立自然科学館 ファーストライト

 「科学みらい展」は自然科学館の1Fにある特別展示室とその奧にある講堂の2部屋を使って開催されていました。自分達が行ったのは科学みらい展が始まる前の日だったのですが、プレオープンという感じで見ることが出来ました。

新潟県立自然科学館 ファーストライト

 入口にずらっと並んでいた音声ガイドの端末とヘッドホン。音声ガイドは画像も表示されるそうで貸出料は500円。音声ガイドのOSは懐かしのWindowsCE。筐体は「Orphe NEO」というものを使っているようです。こういう音声ガイドの端末もこれからはAndoroidになっていきそうだなぁなんて思いました。

新潟県立自然科学館 ファーストライト

 さて本題の「科学みらい展」。この企画展は日本の最先端技術をドラえもんのひみつ道具と対比しながら理解しようというものです。
 たとえば、「BCI搭載型空間歪曲装置を作った」と言われてもいまいちピンと来ませんが、「どこでもドア的なものを作った」と言えば「なにそれまじすっげ!」となるハズ。
 簡単に言うとそんな感じの企画展です。

新潟県立自然科学館 ファーストライト

 展示されているのはどこかの大学で研究中のものが多い印象でした(関係ないですがこの近影の顔怖いっス)。「あ、これ爆問学問で見たなぁ」というものも結構ありました。大学の研究って、あんまり日常で目にする機会がないので、このような企画展が行われるのはなかなか良いことですね。

新潟県立自然科学館 ファーストライト

 ただ、コンセプトはとても良いと思うのですが、内容についてはちょっと物足りなさを感じました。もうちょっと見せ方があるんじゃないかなぁ、とか。
 まだ始まってもないのに既に壊れてたり調子が悪いものがあったりするのは巡回展の常でしょうか。。

新潟県立自然科学館 ファーストライト

 タイムマシンとかスパコンとか背景放射のあたりは、一緒に行ったおっきなお友達ですら「?」となっていました。この辺はちょっと言葉足らずな印象。ほとんどの子は「ブラックライトで照らしたらなんか文字が出てきておもしろかった」位の認識になっている気がします。見せ方は結構工夫してるなぁと思っただけにちょっともったいない。

新潟県立自然科学館 ファーストライト

 こちらはスタッフのお姉さんに透明マントを着させてもらってニヤニヤが止まらないの図。
 「透明マント」と言っても攻殻機動隊に出て来る光学迷彩のようなものではなく、いわゆるARです。光学迷彩より、どちらかというと「目を盗む」というほうに近いです。

 見てるだけじゃなく、この透明マントのように実際にその効果を体験出来るものはやっぱり印象に残ります。実際にやってみると「これはなんだろう?」「なんでこうなるんだろう?」「こうしたらどうだろう?」という疑問が湧いてきて、そのものに対する理解が嫌が応にも深まるように思いました。
 あと、これは特に根拠はないのですが、複数人いないと体験出来ないものだったりするとより印象に残りやすいかも?

新潟県立自然科学館 ファーストライト

 こちらは勢いよく吸い込むと悶絶すること請け合い。五感にダイレクトに(強烈に)訴えるコンテンツは強い。

 なんか、こんな事を書いていると「知る」というのはどういう事なのかを考えさせられます。見るだけじゃなかなか記憶には残らないんだなぁ、と。教科書で読んだら、次は実際に手を動かしてみて、場合によっては五感でそれを確かめて、それで初めて実際に使える知識になるのかもしれません。

新潟県立自然科学館 ファーストライト

 また、こういう所にアイテムを出品する研究者も、どのような形で展示すれば多くの人に研究が理解してもらえるのか、考えて出品する必要があるようにも思いました。
 これまでに開催された「科学みらい展」では、入場するのに1時間近く待ちが出たところもあるようです。これほど多くの人々に研究の成果を見せることが出来るというのは、自分の研究を広く知ってもらう大きなチャンス。うまく活用しない手はありません。
 興味を持ってもらうというのは当たり前のことで、そこからさらに、それがどういうものなんかを知ってもらう、考えさせる、というところまで持って行ければ、ベストなんじゃないかと思います。(それが難しいんでしょうけどねー。)

新潟県立自然科学館 ファーストライト

 この「ドラえもんの科学みらい展」は4月10日(日)までなので行きたいと思っている方はお早めに。自然科学館の常設展も見られるので、ここで一日潰せます。春休み最後のお出かけにはちょうど良いと思います。
 ちなみに料金は大人950円(入館料500円 + 企画展400円)、子供300円(入館料100円 + 企画展200円)。プラネタリウムも見たい場合は大人1150円、子供400円)となっています。ちょっと複雑。。

ドラえもんの科学みらい展(新潟会場)

開催日時2011年3月19日(土)-4月10日(日)
10:00-17:00(入館は16:30まで)
会場新潟県立自然科学館
新潟県新潟市中央区女池南3丁目1番1号
料金大人400円、子供200円
別途、入館料(大人550円、子供100円)が必要
問い合わせ新潟県立自然科学館
TEL: 025-283-3331

参考

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  • カテゴリ:DVD

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