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洋食器センターキタローで手に入れた謎の阿弥陀如来スプーンを使ってみた

Date 2011/01/07 22:05  Modified date 2016/06/25 Author Yutaka  Tags 使ってみた

 皆さんは御存知だろうか。燕市の「洋食器センターキタロー」で販売されている阿弥陀如来スプーンを。そしてまことしやかに語られるその効能を。
 今宵はこの謎多きスプーンについてお送りしよう。

謎のスプーン

 そのスプーンと遭遇した場所は、「うまさぎっしりスタンプラリー」でスタンプをゲトるために立ち寄った「洋食器センターキタロー」でした。

洋食器キタロー

 ドラえもんスプーンの製造工程が見学できることでも有名なキタロー。その製造工程を見学した後、スプーンを作っていたおじさんに「面白いものがある」と誘導されて遭遇したのが今回の主役でもある阿弥陀如来スプーンです。正式な製品名は分からないのですが、その特徴からicoroでは「阿弥陀如来スプーン」と呼んでいます。

謎のスプーン

 購入余裕でした。
 右側のバターナイフはうまさぎっしりスタンプラリーのクーポンを使って手に入れた物で、今回のスプーンとの絡みはありません。

謎のスプーン

 こちらが問題の阿弥陀如来スプーン。
 「新潟県燕市阿弥陀如来 龍命堂」とあるのですが、Google Mapsで検索してもそのような住所は出てきませんでした。

謎のスプーン

 スプーンの柄には金色の阿弥陀如来像のお姿が。ちなみに柄の色は紫色と白色の2色があります。成仏パープル!極楽ホワイト!と悪ノリしてみるテスト。

謎のスプーン

 柄の裏に刻まれているのは、「STAINLESS STEEL」ではなく「阿弥陀如来様」。もう一体どうしたらいいのか。

 さて、このスプーンを「謎のスプーン」という理由は、阿弥陀如来モデルだからではありません。阿弥陀如来モデルのスプーンと言うだけならお寺のおみやげとかにもありそうなもの。
 なんとこのスプーン、なんぞ特殊なコーティングがしてあって、使うと食品の味が変わるというのです。売り子のおばちゃん曰く「すっぱいものや甘いものを食べるときにこれを使うと味がまろやかになる」と。おばちゃんのお孫さんはもうこのスプーンでないとヨーグルトを食べないらしいです。

 実際にその場で、阿弥陀如来スプーンでかき混ぜたお酒とそうでないものを試させてくれたのですが、そう言われると、なんかスプーンで混ぜた方が、まろやかというか、水っぽくなっているような…気がしないでもない…?缶コーヒーでも試したのですが、やっぱり水っぽくなっている気がするようなしないような。

本当に味は変わるのか

 本当に味は変わっているのか。おばちゃんの説明でプラシーボになっているだけではないか。これは買って確かめてみるしかない!
 というわけで、買って帰って後日ブラインドテストをしてみることにしました。

すっぱいもの

謎のスプーン

 まずは冷蔵庫に入っていたレモン汁(ポッカレモン)でテストしてみることにしました。テストの方法は

  1. 2つのコップにそれぞれレモン汁をいれる
  2. 片方に阿弥陀如来スプーンをいれる
  3. 被験者に見えないところでコップをシャッフル
  4. 被験者に渡してどちらが阿弥陀如来スプーンでかき混ぜたものか判断してもらう。

というものです。
 もう片方は普通の金属スプーンでかき混ぜておくべき(金属のスプーンでかき混ぜると味が変わるという、これまたまことしやかな話を聞いたので)、とか、もっとサンプル数を増やすべき、とか、いろいろあると思いますが、まあ、適当です。

 で、icoroの二人がテストしたところ、岡本も関根も見事に阿弥陀如来スプーンでかき混ぜたものを当てました。

甘いもの

謎のスプーン

 冷蔵庫の奥底で忘れ去られていたジャムをとかした水溶液でも試してみました。
 結果はやはり二人とも正解。

 これはやっぱりホントに味が変わっているのだろうか…
 甘いものがしょっぱくなったりすれば分かりやすのですが、なんというか、ビミョーに味が薄くなる、水っぽくなると言う感じです。

 他に何人かの友人にも試してもらったのですが、5人中4人は「いや、わからん」と言ってました。科学は正しいという迷信の風で育った理系の彼らは、まずそのストレンジさ全開の阿弥陀如来の外見にとらわれ、擬似科学的なものに対する嫌悪感に苛まれ、答えにバイアスがかかってしまった可能性も否めません。残念なことです。

 とりあえず「微妙に水っぽくなる、気がする」というのがicoroの統一見解としておきたいと思います。

龍命堂ってなんぞ

 龍命堂について検索してみたところ、以下のようなものが出てきました。ソースはプレジデント社のプレジデントニュースらしいです。

「末期癌を治す」と嘯く、龍堂という男がいます。
新潟県燕三条市が彼の出身地で、ここを拠点に、埼玉県熊谷市にも「龍命堂」という治療所を設けています。龍堂は医者ではありません。お釈迦様からパワーを貰った自分の手を、患者さんの身体にかざすと、不思議とだんだん良くなっていくそうです。これまで2000人の癌患者を治したと公言しています。燕三条の出身者に聞いたところによれば、龍堂の評判は一般によく知られていて、確かに、医者から見離された患者が龍堂の治療を受けたら良くなったという話がいくつもありました。
得々経営情報

 「新潟県燕三条市」となっていたり(新潟県にはそんな市は存在しない。今のところ)、「阿弥陀如来」ではなく「お釈迦様」となっていたり、もう、怪しさに曖昧さのコーティングがされて神話レベルにまで到達せんという感じです。が、たぶんこれが阿弥陀如来スプーンの解説書にあった「龍命堂」なのではないかと思われます。

 想像するに、このスプーンを作ったのは「松井製作所」というところであり、この中の人が「龍命堂」の信者、もしくは関係者なのでないかと思われます。

このスプーン、もっと売れる気がするのですが。

 「龍命堂」の真贋はとりあえず置いておくとして、このスプーン、ホントに味が変わるんだとしたら、売れる潜在能力がある気がします。

 てか、みんな、宗教色が強いものは嫌悪するわりに、科学してるっぽいものって好きですよね。「マイナスイオン」とか「磁気活水」とか「パワースポット」とか。
 なので、極端な話、「スプーンに施したクロームコーティングが作り出す微細多孔質構造が食物中の過剰なタンパク質分子を吸着し、味がまろやかになります!」(※全くのデタラメ)というように擬似科学的に攻めれば、別にホントに味が変わらなくてもそこそこ売れるのではないかと思います。

 それはまあ冗談としても、宗教色を消して、技術が漏洩しない程度に仕組みを説明して、新規性のあるなにか新しい商品だと認識してもらうことが出来れば、このスプーンはもっと売れると思います。

 怪しさ満点の阿弥陀如来スプーン、気になるお値段は700円。スプーンとしては結構お高いのですが、不思議に触れたい方は購入してみてはいかがでしょうか。真・越後七不思議のひとつにノミネートしたいと思います。

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  • レーベル:EMIミュージック・ジャパン( 1995-01-01 )
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