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佐渡の石名天然杉、特徴的な5本の名称募集

 厳しい環境のため、特異な形をした天然杉が多く生えている大佐渡山脈頂上付近の県有林石名団地。平成23年に遊歩道が整備されるのにあわせ、天然杉の中でも特に特徴的な木、5本の名称を募集しています。採用者には佐渡の特産品を進呈!

大佐渡山脈の県有林石名団地には天然杉の巨木や奇木が林立しており、県ではこれらの天然杉を保全しつつ、多くの方々から周遊していただくため、現在遊歩道の整備を進めており、来年春に一般公開する予定です。
 これらの天然杉が、県民から広く愛され、森林環境の保全とその活用に理解が得られるよう名称を募集しますので奮って応募してください。
新潟県:【佐渡】「石名天然杉」の遊歩道整備にあわせ天然杉の名称を募集します

 天然杉林内を周遊する歩道は約650mを整備。木製階段、案内看板、標識などを設置し、平成23年5月の一般公開を予定しているそうです。
 佐渡の石名団地に巨木や奇木が多い理由が書かれていました。

県有林石名団地の天然杉は、大佐渡山脈の頂上付近標高950mに生育しています。この付近は、年間を通じて雲や霧が発生しやすく、冬期間は積雪も多く季節風も強いため杉の生育には非常に厳しい環境となっています。そのため、特異な形状をした杉が多く残っており、成長も非常に遅いため、中には300年を超える樹齢のものもあると言われています。
佐渡島「石名天然杉」の名称募集[PDF]

 名称を募集しているのはこちらの5本。

No.1 周囲の長さ9.6m 木の高さ18m
大小6本の木が変形し合体したもの。枝の張り出しが特徴的。

No.2 周囲の長さ12.6m 木の高さ21m
4本の杉が合体したもので周囲の長さは林内で最大。

No.3 周囲の長さ3.5m 木の高さ19m
遊歩道のほぼ真ん中付近に位置し、幹の太さは単木としては林内で最大。

No.4 周囲の長さ6.3m 木の高さ16m
5本の木が合体したもので、それぞれが寄り添っているように見える。

No.5 周囲の長さ6.2m 木の高さ18m
枝が四方八方に張りだしており、根元から出た太い枝が地際から立ち上がっている。

 こんな立派な木があるんですねぇ。これが気軽に見られるようになったら見に行きたい。
 ちなみに。この県有林には写真のように樹齢を重ねた巨木も多く残っていますが、昭和の頃に伐採・造林が行われているので「原生林」とは呼べないそうです。(時々、石名原生林と書かれているのも見かけるのですが。)少なくとも、ここは原生林ではない、ということで。名称を考える際にはそういった語句は避けた方が無難かと思います。

石名天然杉名称募集

募集要項

募集期間平成22(2010)年11月15日(月)-12月28日(火)
募集内容大佐渡山脈の県有林石名団地にある天然杉の中で、特に形状が特異なもの及び巨大なもの5本の名称を募集。
応募資格不問
応募方法はがき、FAX、メールのいずれかで、次の事項を記入し応募
巨木の名称 No.1-5(漢字の場合はふりがなも記載)、住所、氏名(ふりがな)、電話番号
応募点数1人何点でも応募可。
選考方法石名天然杉名称選定委員会において巨木1本につき名称候補を3つ選定。その候補の中から新潟県知事が3本、佐渡市長が2本名称を決定
賞品採用された応募者には「佐渡の特産品」を進呈。ただし同じ名称が複数あった場合は抽選。

問い合わせ・応募先

新潟県佐渡地域振興局 農林水産振興部 林業振興課
所在地〒952-1555 新潟県佐渡市相川二町目浜町20-1
TEL0259-74-3395
FAX0259-74-4403
E-mailtennensugi@pref.niigata.lg.jp

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