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「あいびす日帰りパック」でトビシマカンゾウを見に行ってみた – ツアーに参加して思ったこと

Date 2010/10/14 10:28  Modified date 2016/05/10 Author Yutaka  Tags ツアー 佐渡 接客 行ってみた 赤泊 高速船あいびす
佐渡あいびす日帰りパック2010

 あいびす日帰りパックに参加してみて思ったことをまとめてみました。書いてみたらほとんど日帰りパックについてではなく、観光地について思ったことになってしまいましたが、お付き合いください。

 日帰りで佐渡を旅行することができる「あいびす日帰りパック」。6千円ちょいの料金で佐渡の主要な観光地をめぐることができるというのは、おもしろいと思います。中には日帰りパックのコースをコンプする人もいるそうです。
 席が空いていれば、前日でも電話一本で予約することが出来るので、「明日休みだけどなにしようか」という人はちょっと佐渡に行ってみるというのも面白いんじゃないでしょうか。「暇だったからちょっと佐渡に行ってみた」というのがホントに出来てしまいます。

佐渡に活気がない気がする

 一方で、今回、日帰りパックに参加してみて、改めて感じたのは「佐渡に活気がない」ということです。

佐渡あいびす日帰りパック2010

 もちろん、行ったのがド平日でそもそも人が少ないということもあるかもしれません。両津港も、船が到着していたらまた印象が違ったのかもしれません。しかし、自分の言う「活気がない」というのは、人の多さや賑やかさではないのです。

ケース1: 道の駅 芸能とトキの里

 たとえば、「芸能とトキの里」。

芸能とトキの里

 以下の記事でもちょっと触れましたが、もう「やる気ないならやめちゃえよ」と。

 こういうところに行くと思うのですが、佐渡に足りないのは(いや、佐渡に限らないのかもしれませんが)観光客をもてなそうとする姿勢ではないでしょうか。客は馬鹿じゃありません。パートのおばちゃんが接客しながら「今日の夕食何にしようかしら」的などーでもいいことを考えてることくらい、分かります。

 また、あちらにしたらこちらは大勢来る客の一人なのかもしれませんが、客からすれば、店の人は「佐渡の人」なのです。佐渡代表です。その佐渡代表にビミョーな接客をされたら、接客された方は「佐渡の店(あるいは佐渡の人)は、なんかビミョーだ」という印象を持つでしょう。

 つっ立ってるだけで観光バスが大量のお客が運んできて、Made in Tokyoの新潟土産を大量に買っていく時代は終わった。という前提でサービスを提供しなければいけないのではないでしょうか。

ケース2: 赤泊商工会女性部

 逆によかったと思うのは、やはり赤泊商工会女性部のみなさんです。商売をしている人はもともとの意識が高めなのかもしれません。

佐渡あいびす日帰りパック2010

 写真見ても、フツーに良い笑顔してます。
 販売されているのは手作り感あふれる食べ物。おみやげとして人に持っていくのはどうだろうか?という感じですが、自分が帰りの船の中で食べるにはちょうどいいです。漬物なんかは家のおみやげとしてもいいかもしれません。

 なにより、元気なおばch、もとい、お姉さま方に笑顔で「どうですかー?」と声をかけられて悪い気はしませんよね。「ちょっと買ってみようかな?」とついつい思ってしまいます。帰りの赤泊港は非常にウェルカムな雰囲気に包まれていて心地良かったです。サザエご飯のサザエがちょっとくらい少なくたって許せちゃいます。

佐渡あいびす日帰りパック2010

 また、この女性部の有無は赤泊港の売店の売上にも影響しているのではないかと思います。「ちょっと買ってみようかな?」と思った人は財布の紐が緩んでいる状態になり、財布出したついでにおみやげでも買っていくか、となる可能性が高いです。

「旅行の善し悪し」は「出会った人の善し悪し」ではないか?

 活気のあるところはより活気が生まれ、活気のないところはより活気が失われるという循環。
 そして、その活気を生み出しているのは、観光施設や景勝地の風景ではなく、そこにいる人だと思うのです。

佐渡あいびす日帰りパック2010

 「あちこち出かけて自分は何が印象に残っているだろうか」と考えてみると、自分の場合、意外とそこで出会った「人」だったりします。
 「あのお店の人、いい人だったな」とか、「あのボランティアで案内してたおじいちゃん面白かったな」とか。めずらしいものや風景、おいしいものと一緒にそれを案内してくれた人や提供してくれた人の顔が浮かんでくるのです。「あの人元気かな?」と再び足を運ぶことも少なくありません。

 そして、その全員に共通するのは、見る人、参加する人に楽しんでもらおうとするウェルカムな雰囲気。その人達がいなかったら、景色の綺麗さや楽しさ、おいしさはきっと半分になっていたと思います。

 たしかにロボットに能をやらせれば人件費は抑えられますが、果たして、観光客はそれを見ることを望んでいるでしょうか。金山のロボットを使ったジオラマに「もう一度見たい!」と思わせる魅力があるでしょうか。
 自分だったら、本物の薪能ならともかく、ロボットのは別に見なくて良いです。佐渡金山は過去に一度行ったことがありますが、今もあのままなら、まあ、一度行けば十分かな、という感じです。

 でももし、あの赤泊商工会による出張売店(?)がいつでも出ているなら(いつ出店しているのか出現条件がよく分かりません。。)、高速船で赤泊に渡って、赤泊港でおにぎりを買って、赤泊を散歩して、高速船で帰ってくるという、ただそれだけの旅行も良いかな、と思います。ボランティアガイドでも付いたら文句ないですね。

 新潟県内ではまだあまり多くないようですが、県外の博物館や水族館などに行くとボランティアガイドがかなりの人数配置されていて、展示の案内から来館者の誘導まで、幅広く活躍していたりします。
 案内をする場合は事前にかなり勉強するのだと思いますが、そこまでしても参加したいという熱意のある人に活躍の場を提供することは、施設側にとっても来館者側にとってもプラスですよね。

つまりどういうことなんだってばよ?

 観光は、施設や食べ物などの「物」と同じくらい、場合によってはそれ以上に「人」が重要なのではないかと思うわけです。
 特に佐渡の場合、観光資源の量は決して少なくないハズです。金山、たらい舟、薪能、カキ、トビシマカンゾウなど。お金をかけて新しい何かを作るのではなく、既にある物を最大限活用できるように工夫するのがよいのではないでしょうか。

 ここでは佐渡についてばかり言っていますが、佐渡以外でも同じ事が言えると思います。人もまた観光資源です。

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