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DFPスタンダードを使ってみた

 日本でも利用できるようになった「DFPスタンダード」を使ってみたので、使い方をメモ。てか、機能が多いのか、自分がよく分かってないせいなのか、使い方がイマイチよく分からない。。

 DFPスタンダードについてはどんなものなのか、以前ちょっとまとめたものがあるのでそちらを参照してください。

 一言で言うと、広告配信管理システムです。

DFPスタンダード・チュートリアル

 「DFPスタンダード」に初めてログインすると、画面の右上にヘルプがでます。これに従っていけば、まあ、だいたいの使い方が分かるのですが、自分なりにちょっと流れをまとめてみました。

1. 広告枠の場所を決める

 自分はとりあえず使ってみただけだったので、どこに何の広告を貼るかとか全然考えずにいじり始めたのですが、ちゃんと導入したい人は最初に広告枠の仕様をしっかり決めておいた方が良いです。
 最低限、広告を貼りたい位置(画面左上とか下とか)とサイズ(横x縦)あたりを考えておくと良いです。

2. 新しい広告ユニットを作成

 ここからは「DFPスタンダード」にログインしてからの作業。
 ログインしたら、[在庫]->[広告ユニット]->[+新しい広告ユニット]を選択します。ここで 1 で決めた広告枠の設定をします。

 名前は一応、以下のようなルールで付けると良いみたいですが、別に分かりやすければ何でも良いみたいです。

たとえば、SiteName_Section_SubSection_ATF_PagePosition_WxH(ATF = スクロールせずに見える位置、W = 幅、H = 高さ)という名前を広告ユニットに付けられます。
広告ユニットに名前を付ける – DFP スタンダード ヘルプ

3. プレースメントを作成

 「プレースメント」は「広告ユニットのセット」という感じでしょうか。アドセンスで言うところの「チャンネル」みたいな。広告主にはこのプレースメントを指定してもらうことになります。

 「プレースメント」の設定は[在庫]->[プレースメント]->[+新しいプレースメント]で作成できます。
 名前の付け方は、広告ユニットと似ています。たとえば、icoroのトップページにある広告枠全てを対象としたい場合は「icoro Home All」みたいな感じ。

 「Google AdWords」にチェックを入れると、AdWordsからこの「プレースメント」にたいしてプレースメントが出来るようになります。「DoubleClick Ad Planner」にチェックを入れると「Ad Planner」から広告枠が参照できるようになります。

4. オーダーの作成

 AdWords頼みではなく、自分で広告を設定する場合は「オーダー」を作成します。オーダーを作成するには、[オーダー]->[+新しいオーダー]を選択します。

 設定項目が多いですが、とりあえず「広告募集中!」みたいな自社広告を表示する場合は、「設定」の「タイプ」で「自社広告」を選んでおけば良いみたいです。他の違いはイマイチよく分かってません。(おいおい覚えて行こうと思います。)
 入力に不備がある場合は、エラーを表示してくれるので、表示に従って設定をすればたぶんOK。

5. タグの作成

 最後に広告を表示するためのタグを生成します。
 まず、[在庫]->[タグの作成]を選択します。次に作成したい広告ユニットを追加して「タグを作成」をクリックします。「ドキュメントのヘッダー」と「ドキュメントの本文」という2種類のコードが生成されるので広告を出力したいhtmlの該当部分に貼り付けましょう。

 気を付けなければいけないのは、あとから広告ユニットを追加したい時も既存の広告枠を追加しなければいけない点です。最初に広告枠の仕様を決めてしまった方が楽だというのはこの辺が理由です。

 例えば、既に「広告枠1」、「広告枠2」を設置している所に「広告枠3」を追加したいときは、タグの作成画面で「広告枠3」の他にすでに設置している「広告枠1」と「広告枠2」も追加する必要があります。
 生成されたタグの「ドキュメントのヘッダー」は上書きの必要があります。広告枠のscriptは「広告枠3」のものだけを貼り付ければOKっぽいです。
 「ドキュメントのヘッダー」のscriptも、コードを見ると別に全部上書きしなくても「GA_googleAddSlot」で始まる行だけを抜き出してヘッダに追記すれば良いようです。が、まあ、よく分からない人はまるっと貼り付けて置けば間違いないと思います。全部上書きするのも一部だけ抜き出して追記するのも、手間としてはそんなに変わらないんじゃないかと。

 以上で、チュートリアルは終了です。

アドセンスの設定について

 広告枠の設定のところでは触れませんでしたが、デフォルトだと、広告枠に空きがある場合に自動的にAdSenseを表示する設定になっています。AdSenseは1ページに3つまでしか表示してはいけないことになっていますが、「DFPスタンダード」で生成した広告枠が3つ以上設置されている場合は、その辺も自動的に調整してくれるみたいです。

DFP スタンダードでは、複数の広告ユニットを検出して、ページ上の各広告ユニットに最適な数の関連性の高い Google 広告を表示します。
ページごとに表示できる Google AdSense 広告の数 – DFP スタンダード ヘルプ

 ただ、ちゃんと確認をしたわけではないのでその辺のご利用は自己責任で。ヘルプがそんな風に読めると言うだけです。

 また、今のところ、カラーパレットをローテーションする機能はないみたいです。DFPスタンダードの利用にAdSenseのアカウントを必要とする割に、あんまりAdSenseとの連携はされていない感じ。AdSenseで設定したカラーパレットとかが引き継げたら便利なのですが。この辺はそのうち機能追加されるかもしれません。

まとめ

 ざっと見た感じでは、企業で使用されることを前提としてる感じがします。個人のサイトでバナーを貼ってるくらいだと機能を持て余すかも。かといって、大企業の場合はすでに自社の広告配信システムを持っていそうなので、中小の企業向け?(あ、だからDFP Proがあるのか。)
 まあでも、それなら請求書の作成機能とかあるといいかも。google checkoutとの連動とか(使ったことないけど)。
 あ。その辺までやってくれるのがAdWordsによるプレースメントってことか?

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