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読書記録 – 1Q84 BOOK 3

Date 2010/04/22 20:57  Author Yutaka  Tags 小説 村上春樹 読書記録

 正直、なんでこればかりそんなに売れたのかよく分からない「1Q84」ですが、その「BOOK 3」を読みました。

 村上春樹は高校の時に本屋で「風の歌を聴け」を手に取ったときからのファンです。村上春樹の小説は全部読んでいます。(というファンアピール。)
 でも、小説以外のもの(エッセイとか旅行記とかノンフィクションとか)はほとんど読んでいません。「遠い太鼓」がそんなに面白くなかったので。今読むと面白いのかなぁ。

 さて、そんな古くからのハルキスト(小説に限る)としては、今回の「1Q84」がそんなにバカ売れする理由がよく分からないというか。
 まあ、この作品が発表されるちょっと前にエルサレム賞の授賞式で「卵と壁」という、聞いてる方も「え?」と思うような内容のスピーチをしたり、そんな関係でマスコミに大々的に取り上げられたりしたことが大きな要因だとは思うのですが。「AVANTI」でも取り上げられていましたし。

 で、その「1Q84」ですが、村上春樹を読んだことがなかった人の中には「意味が分からない」と投げた人も多いんじゃないでしょうか。
 正直、自分も良く意味が分かっていませんが、まあでも、村上春樹の小説はそう言うもんだと思っているので、特に違和感はありません。
 推理小説のように、全ての謎に対して解答が欲しければ、素直に推理小説を読んでおいた方が精神衛生上、良いと思います。

 「少年カフカ」でも「謎な部分は読者が思うように解釈してくれれば良い」というようなスタンスで答えています。

少年カフカ

  • 著者/訳者:村上 春樹
  • 出版社:新潮社 ( 2003-06-11 )
  • 単行本:495 ページ

 「BOOK 2」まで読んだ人は、それぞれがその後の青豆と天吾の行く末を考えたことと思います。多かれ少なかれ。そして、「BOOK 3」は村上春樹が考えた結末が書かれているのだと思います。

 「BOOK 3」では「BOOK 1&2」で散々散らかされた謎に対しての解答が与えられています。さしずめ「1Q84解」と言う感じです。村上春樹にしてはちょっと丁寧すぎるんじゃないか、という印象すら受けます。
 それでも、全ての謎が解決するわけではなく、相変わらず謎な部分は残ります。が、それはそれで良いんじゃないかと思っています。それに対しては、それぞれの人がそれぞれの結末を想像すれば良いんじゃないでしょうか。

 個人的には、適度に謎が収束して、適度に謎が残って、良いバランスで終わっていると思いました。「BOOK 1&2を読んだけど、良く意味が分からない」、「何らかの解答が欲しい」という人にとって「BOOK 3」はそこそこの助けになるかも。その後の展開を自分の中で展開している人は、読まなくても良いかも。「でも、村上春樹が考えた結末も読みたい!」という人にはおすすめです。

1Q84 BOOK 3

  • 著者/訳者:村上 春樹
  • 出版社:新潮社 ( 2010-04-16 )
  • ハードカバー:602 ページ
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