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信州の旅2009 – 牛に牽かれなくても善光寺の御開帳 – デマ編

善光寺のご開帳

 車と人の大渋滞をかき分け、ついにたどり着いた善光寺の回向柱。タッチまであと少しだ!

 「お数珠頂戴」という予期せぬイベントが発生して足止めを食らったりしましたが、ようやく山門を抜け、回向柱(えこうばしら)が眼前に見えてきました。

善光寺のご開帳

 近くて遠い回向柱。

善光寺のご開帳
善光寺のご開帳

 並び初めて約30分。やっとここまでたどり着きました。
 ところが、ここに来て、前方でなにか不穏な動きが。

 なぜかみんな、柱を右回りに周りながら触ってる。。

 このちょっと前に、誰かが「こういうのは右回りでまわらなければならない」という訳の分からない持論を知人に披露していたのですが、どうやらそれがこの集団全体に伝搬してしまったようです。

 最初はほんの何人かが右回りに触っていたのですが、後から来た人はなんとなくその流れに載せられて右回り。それが5分と立たないうちに大きなムーブメントとなり、最終的には回向柱を触る人のほとんどがなんとなく右回りで回向柱を触る事態に。
 しまいには警備員に「右回りで触らないといけないんですか?」と訳の分からない質問をする人が出てくる始末。聞かれた警備員の頭の上にクエスチョンマークが見えたのは言うまでもありません。こんなところでデマの発生から完成までの一部始終を目の当たりにすることになるとは思いませんでした。

善光寺のご開帳

 柱の周りを人のかたまりが右回りに回転するため、後の人はモーメントに流されて、なかなか柱に触れません。。メイワクすぎる。。

善光寺のご開帳

 目の前にあるのになかなか手が届きません。「海に…捨てて…!」というセリフが頭をよぎります。

 それでもなんとか触ることが出来たのですが、その後、右回りムーブメントがどうなったのか分かりません。日本人はもうちょっと情報の取捨選択を自分でしっかり出来るようになった方が良いと思いました。

善光寺のご開帳

 つづいて「御印文頂戴」。頭に宝印を押してもらうと極楽往生の御利益があるらしいです。普段は年始にしか行われませんが、御開帳の時は特別に行われます。

御印文頂戴
ご本尊さまの御分身ともいわれる宝印を頭におしいただくことで、極楽往生の御利益が得られます。
主な行事|御開帳を知る|七年に一度の盛儀 善光寺御開帳

 本堂の中は撮影禁止なので、写真はありません。こちらは10分くらいで押してもらうことができました。

 それにしても、ホントに「これなんてアミューズメントパーク?」というくらい、どれも長蛇の列です。。
 それでも、15:00を過ぎた辺りから人の足が少しずつ減り始め、16:00には駐車場もほとんど待ち時間なしで利用できるレベルになっていました。1時間くらいでさっと回って帰るつもりなら、平日の15時過ぎを目指して御開帳に行くと空いてすぐに参拝できそうです。あるいは、善光寺周辺にある宿坊に泊まってゆっくり参拝するのがよろしいかと思います。

善光寺

所在地〒380-0851 長野県長野市元善町491
TEL026-234-3591
ウェブサイトhttp://www.zenkoji.jp/

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