※弊社記事はたぶんにPRが含まれますので
話半分で受け取ってください。

十日町市博物館へ国宝の火焰形土器を見に行ってみた

十日町市博物館

 チンコロ市で十日町に来たついでに、十日町市博物館に行ってみました。噂の「縄文雪炎(じょうもんゆきほむら)」が見られると思って行ってみたのですが…

 笹山遺跡(十日町)の出土品は平成11(1999)年6月7日に国宝に指定されています。縄文時代の資料としては2番目、縄文土器としては最初の国宝指定です。
 中でも最も大きい土器には平成13(2001)年に「縄文雪炎」という愛称がつけられました。

十日町市博物館

 展示ケース中央にあるのが「縄文雪炎」か!?

十日町市博物館

 展示ケース中央に飾られてた火焰形土器。これがあの「縄文雪炎」か!?
 …と思ったのですが、博物館入り口に置かれていたレプリカや写真などと見比べてみると、どうも違うっぽい。

十日町市博物館

 よくよく見たら「火焰形土器 No.5」と書かれていました。(くはっ…!)
 ちなみに「縄文雪炎」は「火焰形土器 No.1」です。

 十日町市博物館のウェブサイトを見たところ、「縄文雪炎」はいつも展示されているわけではないようです。
 2009年のNo.1実物展示日程は以下の通り。

  • 2/3(火)-3/1(日)
  • 4/28(火)-5/31(日)
  • 7/28(火)-9/13(日)
  • 11/3(火)-11/29(日)

 この日以外は「縄文雪炎」が展示されていません。

※この日以外でも、No.1以外の国宝が必ず展示されています。
十日町市博物館

 ものは言い様です。
 「縄文雪炎」ではありませんでしたが、これはこれで国宝なのでよしとしておきます。逆に、国宝に指定された57点の土器をコンプリートするというのも面白いかも?

十日町市博物館
十日町市博物館

 すっかり炎の形で浸透している火焔形土器ですが、実際には何を表した模様なのかはちゃんとは分かっておらず、また、その用途もちゃんとは分かっていません。信濃川流域を中心に出土していることから川の流れをかたどったのではないか、という説もあったりします。だとしたら、火と真逆ですね。

十日町市博物館

 火焰形土器No.1である「縄文雪炎」のレプリカ。博物館の出入り口に置いてあり、自由に触ったり持ち上げたり出来ます。自分のような、なんでも触って感触を確かめたい人種にはありがたい展示です。

十日町市博物館

 十日町市博物館の入館券。紐が通されていてちょっとオシャレ縄文な感じ。渡されたとき、「おっ」と思わされました。

 さて、今回は見ることが出来なかった「縄文雪炎」ですが、今度は展示日程をちゃんと確認して、またリベンジしたいと思います!

十日町市博物館

所在地〒948-0072 新潟県十日町市西本町1
開館時間9:00-17:00(入場は16:30まで)
休館日月曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始(12/27-1/4)
入館料一般: 300円(250円)、中学生以下: 無料
カッコ内は団体(20名以上)料金
TEL025-757-5531
FAX025-757-6998
E-mailmuseum.10@city.tokamachi.niigata.jp
ウェブサイトhttp://www.city.tokamachi.niigata.jp/site/museum/museum/

関連する記事