※弊社記事はたぶんにPRが含まれますので
話半分で受け取ってください。

柏崎水族館の謎2

 先回、「柏崎水族館の謎」を書いたところ、柏崎水族館に関して、以下のようなレスポンスをいただきました。貴重な情報をありがとうございます。いただいた情報を元にちょっと考察してみました。

 いただいた情報は以下の通り。

自然水族館 柏崎市番神岬 個人 設立1953年頃 開館年不明 1954年7月1日財団法人に移管
  ↓
柏崎水族館 柏崎市本町2 八坂神社内 財団法人 1954年7月1日開館 1968年以降不明
icoro (イコロ) : 柏崎水族館の謎

 この情報によれば、柏崎水族館の前身は、番神岬にあった個人の水族館と言うことになりそうです。番神岬にあった個人の水族館といって思いつくのは以前書いた「北冥館による水族館」。
 ということは、北冥館による水族館が柏崎水族館の前身?

 北冥館による水族館がいつ頃出来たのか分からないかと思って検索をかけたところ、以下のような記述が出てきました。

27 1952 5 番神岬の市営天然水族館、開館
(タイトルなし)

 これも番神岬に水族館があったことを示しています。こちらは開館年が1952となっており、前述の「1953年頃」という情報とほぼ一致すると言えます。ただし、こちらは「個人」ではなく「市営」となっています。また、これだけでは、柏崎水族館の前身となったと考えられる番神岬の水族館が「北冥館による水族館」であったということも言えません。

 結局、「柏崎水族館の前身となった番神岬にあった水族館」と「番神岬にあった北冥館による水族館」をイコールで結ぶことの出来るようなものは出てきませんでした。が、番神岬に2つも天然水族館があったとも考えにくく、このふたつは限りなくイコールなのではないかと考えています。
 つまり、「北冥館による水族館」が「柏崎水族館」になったのではないかと。

 そして、頂いた情報から、番神岬の水族館とも柏崎水族館とも違う、第三の柏崎の水族館の存在もわかりました。

浪花屋水族館 刈羽郡鯨波村 1935年館名変更 鯨波天然水族館 個人 設立1931年6月 開館年不明 1939年以降廃館
icoro (イコロ) : 柏崎水族館の謎

 年代としては、柏崎水族館よりもさらに10年ほど前です。こちらは、現在もある「浪花屋 夕凪亭」のウェブサイトに、1枚だけですが、写真が載っていました。

浪花屋 夕凪亭 [柏崎鯨波海岸の宿] ノスタルジック写真館

 場所としては、浪花屋のすぐ前にある海岸付近でしょうか。

 海に面している事や規模の大きさから考えて、水族館があってもおかしくはない気のする柏崎市ですが、柏崎市の水族館の歴史はなかなか入り組んでますね。

参考

関連する記事